【解説】スチールラックを捨てるにはどんな方法がある? 処分方法ごとの特徴を詳しく解説

スチールラックは丈夫で使いやすいですよね。しかし、配置変えや整理したのをきっかけに、不要なスチールラックが出てきてしまうこともあるでしょう。処分したいと思っても、サイズが大きいから捨てにくい。何ゴミで処分したらいいのか? など、悩みは尽きません。

そこで今回は、スチールラックの処分やリサイクルする方法を3つご紹介します。それぞれのメリット・デメリットについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

  1. スチールラックは何ゴミになる?
  2. スチールラックの処分方法
  3. スチールラックをリサイクルしたい
  4. スチールラックの回収業者について
  5. スチール製品の処分方法に関するよくある質問
  6. まとめ

この記事を読むことで、スチールラックを正しく捨てる方法がわかります。丈夫で長持ちするスチール製品は中古ニーズもありますから、リサイクルする方法も覚えておきましょう。

1.スチールラックは何ゴミになる?

スチール棚は高さや幅を自在に組み合わせ、カスタマイズする楽しさもあります。DIYで自作する方も多いでしょう。しかし、コンパクトにならず、捨てにくいというデメリットがあります。

1-1.スチールラックの素材について

スチールラックは金属製品です。ほかの金属製品に比べ、スチールは安値なのがメリットでしょう。ただし、サビに弱いため、水や雨のあたる場所だと劣化が早いです。

1-2.金属の回収について

金属は貴重な資源で、業者による回収を行っています。サビているスチールラックでも回収してもらえるのです。自治体でも資源ごみ扱いになる地域もありますから、事前に確認してください。金属は再利用できる資源です。捨てずに有効活用しましょう。

資源ごみって、缶やビンだけじゃないんですね。
そうですね。ただし、自治体によって異なるため確認が必要です。

2.スチールラックの処分方法

スチールラックを処分しようと思うとき、2つの方法が浮かびますよね。自治体に出す方法と回収業者を利用する方法です。

2-1.自治体にスチールラックを回収してもらう方法

自治体ごとにごみの捨て方は異なります。お住まいの地域でどう取り扱うかは、事前にホームページなどを確認しておきましょう。

2-1-1.自治体による取り扱い

金属以外のパーツがある場合、不燃ごみとして出すことができる自治体もあります。スチール部分は粗大ごみとして扱われ、パーツを分解できない場合も同様です。ただし、サイズが小さいスチールラックは、不燃ごみになる場合もあります。いずれも、お住まいの地域が定めるルールに従ってください。

2-1-2.自治体に処分を依頼するメリット・デメリット

自治体の粗大ごみは、処分費用が安いことがメリットです。資源ごみに分類される地域は、無料になる場合もあるでしょう。どんなに大きなスチールラックやスチール机でも、自分で運搬して指定場所まで運ぶことが必要になります。ハンマーなどで分解できると楽です。しかし、スチールラックはとても頑丈に組み立てられています。分解が難しいこともあるでしょう。運搬できる人を複数確保する必要があることを覚えておいてください。捨てる日を自分の都合で決められないデメリットもあります。

2-1-3.自治体でスチールラックを処分する費用

北海道札幌市の場合、スチールラックは棚を含め、粗大ごみとして扱われます。高さで処理料金が変わり、1mより低いものは200円、1mより高いものは500円です。

兵庫県神戸市の場合、90cmより低いものは300円、90cmより高いものは600円とされています。自治体によって高さやサイズでごみ処理料金を決めているので注意してください。

2-1-4.自治体によるスチールラック回収方法

どの自治体も粗大ごみは事前申込制です。各自治体が設置している、粗大ごみ受付センターのホームページから申し込みしてください。電話での申し込みを受け付けている場合もあります。不燃ごみ・資源ごみに該当する地域では、指定の曜日にごみ集積所へ出しましょう。

2-2.回収業者によるスチールラックの処分

高さがあるスチールラックだと、分解するのもひと苦労ですよね。回収業者は大型ごみの処分もスムーズに行えますから、上手に活用しましょう。

2-2-1.処分を回収業者に依頼するメリット・デメリット

回収業者は取扱品目が幅広く、大きなものから小さなものまで回収可能なのがメリットです。分解できずに困っている・人手が足りなくて粗大ごみを利用できない・数が多いなど、回収業者なら解決できます。日時の指定が可能なのもメリットでしょう。

処分にかかる費用は自治体より高くなる場合もありますが、リサイクルできると判断したスチールラックは買い取りしてもらうことも可能です。

2-2-2.回収業者によるスチールラックの回収方法

回収業者に依頼し、見積もりを出してもらいます。回収金額が折り合えば契約し、指定日を決めてください。スチールラックの分解やパーツの分別なども必要なく、設置したまま回収業者を待つだけです。運搬や積み込みは、すべて回収業者が行います。

2-3.回収業者のスチールラック回収料金

回収料金の相場をご紹介します。下記は3辺の合計によって計算した一般的な回収料金です。基本料金は別途3150円かかる場合もあります。

  • 200cmより小さいもの:1000円
  • 200~250cm:1500円
  • 250cmを超えるもの:2000円
  • 0.8立方メートルまでなら1万2000円(基本料金3150円を含む)

分解できているスチールラックの場合、料金が安くなる可能性があります。ダストマン回収センターでもスチールラックの片付け作業を受け付けています。見積もりは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

無料見積り申し込み
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2-5.スチールラックを処分するときの注意点

粗大ごみとして出す場合も、回収業者に頼む場合も、サイズに応じて料金設定がなされています。可能であれば分解しておくといいでしょう。料金を抑えるポイントです。棚の接合部分をゴムハンマーで叩(たた)くと、外すことができます。

回収業者選びも重要です。契約を急ぐような業者は避けてください。1つの業者だけで判断せず、比べることも大切です。

回収といってもいろいろあるんですね。
メリット・デメリットを照らし合わせてご自身にあった選択をしましょう。

3.スチールラックをリサイクルしたい

金属製品は中古でもニーズがあります。リサイクルできるものは再利用を検討しましょう。

3-1.どんなスチールラックがリサイクル対象?

すべてのスチールラックがリサイクルできるわけではありません。傷が無数にある・歪(ゆが)みがひどい・サビが目立つものはリサイクル対象ではないので、注意してください。

スチールラックという名称で販売されていても、実際は鉄ではないものもあります。金属だけがリサイクル対象ですので、素材もきちんと確認しましょう。

3-2.スチールラックのリサイクルで得られるメリットとは?

手放したいと思っているスチールラックが買い取られ、お金に変えられるのは大きなメリットですよね。ごみにならず、誰かに再利用されるのも嬉(うれ)しいことでしょう。不用だからとごみにせず、資源の活用として貢献できます。

3-3.スチールラックはどこでリサイクルできる?

スチールラックのリサイクルは、2つの方法があります。

3-3-1.自治体のリサイクルスペースで再販

自治体ごとにリサイクルスペースを設けているのをご存じですか?さまざまなものがリサイクルされており、家具・机・ベビー用品などがあります。スチールラックがリサイクル対象となる自治体なら、持ち込んで回収依頼をしてください。簡単な方法ではあるものの、持ち込む手間を要します。サイズの大きなスチールラックだと運搬は大変です。

3-3-2.リサイクルショップにスチールラックを買い取りしてもらう

スチールラックは買い取り対象として、リサイクルショップで引き取ってもらえることがあります。傷や歪(ゆが)みなどに問題がないことが前提です。買い取れない状態のスチールラックは、持ち帰ることになります。店頭持ち込みだけではなく、宅配も対応しているリサイクルショップもありますが、送料は負担しなければなりません。買い取り対象となった場合は、わずかでもお金に変えることができます。状態にもよりますが、査定金額は500円前後がほとんどです。

3-4.スチールラックをリサイクルするときの注意点

リサイクルできるとはいえ、宅配にかかる手数料や運搬の手間は考えておかなければなりません。万が一、買い取り不可となった場合は、捨ててもらうこともできないのです。自治体でも、リサイクルショップでも、依頼する前に傷・歪(ゆが)み・使用年数などを伝えておくといいでしょう。可能ならば、写真を撮って見てもらうのもおすすめです。

使わなくなったものを再利用してもらえるのはいいですね。
再販できるものなら買取してもらえることもあります。ただし、状態が悪い場合は処分料金がかかってしまうので、事前に確認しておきましょう。

4.スチールラックの回収業者について

回収業者はとても便利です。スチールラックがリサイクルできない場合、処分を考えなければなりません。簡単に処分したいという方におすすめの方法です。

4-1.どんな回収業者を選ぶといい?

回収業者によって費用や方法はさまざまです。需要拡大とともに、回収業者の数が増え続けています。きちんとホームページを持っている回収業者を選ぶようにしてください。

料金・回収方法・リサイクルについてはっきり記載している業者なら安心でしょう。処分したいスチールラックの数が多い場合、コストを抑えられる定額パックを用意している業者を選ぶのもポイントです。

4-2.回収業者を選ぶときに注意すべきことは?

見積もりは、必ずいくつかの回収業者から受け取ってください。見積もりを出したからすぐ契約してくださいという回収業者は止めましょう。ほかと比べる時間を与えないのは、回収費用が高い・作業内容と見合っていないなどの理由があるからです。スチールラックを回収してリサイクルしている回収業者であり、古物商・産業廃棄物処理業の許可を受けていることも確認してください。

リサイクルができなくても回収してくれる業者があるんですね。
ただし、悪徳業者によるトラブルが増えているという話もあります。回収業者を選ぶときは慎重に行ってください。

5.スチール製品の処分方法に関するよくある質問

スチール製品を処分する際には、迷うことが多いですよね。捨てる前によくある質問をチェックしてみましょう。

Q.スチールラックの運び出しが困難な場合は?
A.回収業者ではいろいろな搬出方法を準備しています。見積時に搬出経路の確認も行い、2階からの吊(つ)り下ろしなどのオプションが必要な場合は、依頼者と相談して決めているので安心です。オプションにかかる料金も確認しておきましょう。

Q.回収後のスチールラックはどう扱われる?
A.回収業者では、スチールラックを再販する場合もあります。分解して資源活用に回すこともあり、きちんと許可を受けている回収業者なら安心です。許可を受けていない回収業者には注意してください。不法投棄が問題になっているのは、無許可の回収業者です。

Q.状態の悪いものでも回収可能か?
A.回収業者では、傷・汚れ・サビがあっても回収可能です。買い取りを希望する場合は、状態が悪いとできません。査定を受けたいという方は、見積もりを出してもらう際に判断してもらいましょう。

Q.スチールラック以外のものも回収できる?
A.スチールラックの処分と同時に、回収を希望するものがある場合は、事前に申し出てください。回収日ではトラックの空(あ)き容量によって、対応しにくい場合があります。

Q.見積もりは無料で出してもらえる?
A.回収業者の見積もりは無料です。実際に自宅に来てもらい、サイズや分量の確認をしてから出します。概算だけを知りたい場合は、自分でだいたいの大きさを測り、回収業者の無料見積もり申し込みフォームから問い合わせてみましょう。

なるほど!疑問がすっきりしました。
これで安心してスチールラックを処分することができそうですね。

6.まとめ

いかがでしたか? スチールラックは金属ですから、自治体でも資源として回収する場合もあります。しかし、自分では分解できず、運搬に戸惑うこともあるでしょう。状態がいいものは、リサイクルショップでも売却可能です。スチールラックの搬出と運搬が難しい・数が多い・ほかにも捨てたいものがあるなら、便利な回収業者を利用してみてください。回収後はきちんと資源として扱ってもらえますし、すぐに処分できてすっきりしますよ。無料見積もりで料金や作業内容を比べ、許可を受けていることを確認し、信頼できる回収業者を選んでください。

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