冷蔵庫の寿命は何年? 寿命を見極めるチェックポイントや処分方法も

「冷蔵庫の寿命は何年なのか?」「買い替えを検討すべき症状は?」とお悩みではありませんか? 冷蔵庫は休みなく動いている家電です。突然壊れると庫内の食品を腐らせてしまう可能性もあり、非常に困りますよね。そうなる前に、寿命を見極めて買い替えを検討しなければなりません。

この記事では、冷蔵庫の寿命や寿命が近いときに起こる症状・寿命を延ばす方法などを詳しくご紹介しましょう。

  1. 冷蔵庫の寿命はどのくらいなのか?
  2. 冷蔵庫の寿命が近いと起こる症状4つ
  3. 冷蔵庫の寿命を延ばすコツ
  4. 寿命を迎えた冷蔵庫の処分方法を紹介
  5. 冷蔵庫の寿命に関するよくある質問

この記事を読むことで、冷蔵庫の買い替えを検討すべき判断基準や、処分する際に知っておきたい注意点などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.冷蔵庫の寿命はどのくらいなのか?

まずは、冷蔵庫の寿命について解説しましょう。

1-1.平均寿命は8~10年

冷蔵庫の平均寿命は8~10年といわれています。ただし、扉の開閉頻度やメンテナンスの仕方・使用環境などによって差があり、20年以上問題なく使い続けられるケースもあるのです。逆に、購入から5年程度で寿命を迎えてしまうこともあります。そのため、買い替えのタイミングを見極めるには、冷蔵庫の状態をしっかり観察しておくことが大切です。

1-2.メーカーの部品保有期間は9年

冷蔵庫メーカーによる部品保有期間は、生産終了から9年です。つまり、9年以上経過した冷蔵庫が壊れても修理できない可能性があります。そういったことも踏まえて、修理か買い替えかの判断をする必要もあるでしょう。

2.冷蔵庫の寿命が近いと起こる症状4つ

冷蔵庫の寿命が近づくと以下のような症状が起こりやすくなります。

2-1.異音がする

冷蔵庫は冷気を出す際にコンプレッサーの音がします。扉を開閉した後、「ブーン」というコンプレッサーの稼働音が聞こえるのは正常なことです。しかし、庫内が冷えた後も長時間この音が続いている場合や、明らかに聞きなれないような音がしている場合は、注意が必要になります。

2-2.冷えが悪くなる

庫内の冷えが悪くなるのも、寿命が近いサインです。冷蔵庫は気化熱を使って庫内を冷やしています。気化熱を作り出すためのコンプレッサーや凝縮器などが故障すると、冷蔵庫全体を冷やすことができなくなってしまうのです。また、冷凍室は問題ないが冷蔵室だけが冷えないというケースもあります。

2-3.水漏れを起こしている

水漏れも寿命を判断する目安となる症状です。庫内で起こっている水漏れは冷気が出る部分に汚れがつまっている可能性があるため、まずは掃除してみましょう。床に水漏れしている場合は、冷蔵庫内に水をためておく機能が故障していることが考えられます。

2-4.氷ができない

一定の時間が経過しても氷ができない場合、冷媒回路が故障して庫内の温度が上昇している可能性があります。冷凍庫に入れているものが溶けてきていないか確認してみましょう。

3.冷蔵庫の寿命を延ばすコツ

冷蔵庫の寿命を延ばすための対策をご紹介しましょう。

3-1.ものを詰めすぎない

冷蔵庫にものを詰め込みすぎると庫内が冷えにくくなります。冷やすために余分なエネルギーが必要になり、コンプレッサーへの負担も大きくなるのです。その結果、コンプレッサーの寿命が縮まってしまいます。冷蔵庫にものを入れる際は、冷気の通り道ができるように、空間の余裕を作ることを意識しましょう。

3-2.冷蔵庫の周りにものを置かない

冷蔵庫本体は放熱が必要です。周りに家具や壁などがあるとうまく放熱できず、故障の原因になってしまいます。家具や壁とある程度の距離を開けるようにして設置しましょう。

3-3.扉の開閉頻度を減らす

冷蔵庫は扉を開けると冷気が逃げていきます。そして、扉を閉めると再び庫内を増やすためにコンプレッサーが稼働するというしくみです。扉の開閉頻度が多いと、コンプレッサーが稼働する回数が多くなり、負担が大きくなってしまいます。扉を開けるときはできるだけ短時間で閉じるようにし、頻度も最小限に抑えましょう。

3-4.こまめに掃除をする

冷蔵庫は冷気の出が悪くなったり放熱できなくなったりすると故障する可能性が高くなります。冷気が出る部分や冷蔵庫の外側にホコリがたまらないよう、こまめに掃除することを心がけましょう。

4.寿命を迎えた冷蔵庫の処分方法を紹介

寿命を迎えた冷蔵庫の処分方法は、主に以下の3つがあります。

4-1.家電量販店に回収してもらう

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目なので販売店に回収の義務があります。冷蔵庫を購入した販売店、または、新しい冷蔵庫を購入する販売店に回収してもらうことが可能です。この場合、リサイクル料金と運搬料金を販売店に支払う必要があるため、金額を確認しておきましょう。費用はかかりますが自宅まで引き取りに来てもらえるので手間はかかりません。

4-2.自分で指定引取場所へ持ち込む

自分で最寄りの指定引取場所へ持ち込むことも可能です。事前に郵便局でリサイクル料金を支払い、家電リサイクル券の控えを一緒に持っていきます。ただし、冷蔵庫を運ぶには大きめの車両が必要になるので難しいケースも多いでしょう。

4-3.不用品回収業者に依頼する

ほかにも処分したい不用品が多数ある場合などは、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。出張回収を利用すれば日時を指定して自宅まで回収に来てもらえるため、手間や時間をかけることなく不用品をまとめて処分できます。ただし、違法な営業をしている悪徳業者も存在するため、業者選びは十分慎重に行ってください。

5.冷蔵庫の寿命に関するよくある質問

「冷蔵庫の寿命について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.冷蔵庫の側面が熱くなっているのは故障でしょうか?
A.側面が熱いのは故障ではない可能性が高いです。冷蔵庫の周りにある壁や家具と隙間を空け、放熱しやすくしてみてください。この方法で温度が下がれば問題ありません。

Q.電気代が高いのは冷蔵庫が古いのが原因でしょうか?
A.その可能性も考えられます。最新の冷蔵庫は10年前のものと比べて40%以上の省エネ効果があるといわれているため、買い替えも視野に入れるとよいでしょう。

Q.冷蔵庫が安く売り出される時期はいつですか?
A.モデルチェンジ直前の8~9月や、在庫処分が行われる2~3月ごろに安くなる傾向があります。

Q.冷蔵庫は買取してもらえるのでしょうか?
A.寿命を迎えた冷蔵庫は買取対象にならない場合がほとんどです。製造から3年以内で故障していないもの・有名メーカー品であれば買取してもらえる可能性があるでしょう。

Q.不用品回収業者を選ぶ際のポイントを教えてください。
A.豊富な実績があり、料金体系が明確な業者を選びましょう。事業運営に必要な許可を取得しているか・無料見積もりを受け付けているかなどもチェックしてください。

まとめ

冷蔵庫の寿命が近いサインや、寿命を迎えた冷蔵庫の処分方法などを詳しくご紹介しました。冷蔵庫は毎日の生活に欠かすことができない家電です。完全に壊れて使えなくなる前に、タイミングを見極めて買い替える必要があります。ぜひこの記事を参考に、冷蔵庫をスムーズに買い替えてください。

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