ヘルメットの処分方法(フルフェイス・バイク用ほか)買取・廃棄手順まとめ
バイク・オートバイに乗るには、ヘルメットの装着が義務付けられています。また、自転車・ロードバイクに乗る際もヘルメットを付ける方が多いでしょう。日々私たちの安全を守ってくれるヘルメットですが、実は寿命があることをご存じですか?
今回は、お手持ちのヘルメットを処分したいという方のために、処分方法について詳しくご紹介します。
処分方法ごとのメリット・デメリットなども詳しくまとめたので、ヘルメットを処分したい・買取に出したいという方には、大変有用な情報が満載です。ぜひ最後まで読んでみてください。
1.ヘルメットを処分する前に確認すること
1-1.ヘルメットには寿命がある
ヘルメットには寿命があります。使用状況にもよりますが約3~5年で買い替えたほうがよいでしょう。経年劣化や紫外線などにより耐久力が落ち、設計当初の強度がたもてなくなるためです。ヘルメットの内側に、製造年月日が書かれたシールが貼ってあるのでチェックしておきましょう。
また、一度強い衝撃を受けたヘルメットを使用し続けることは不可です。もし、事故などでヘルメットを強打した場合は、寿命が来ていなくても買い替えましょう。
1-2.チェックする内容
ヘルメットを買取や処分する際のチェック項目をご紹介します。特に、買取に出す際には以下のポイントが重要になるでしょう。
- 製造年月日
- 状態(傷・汚れなど)
- 付属品の有無
- メーカー(分かれば型番も)
1-3.ヘルメットは何ゴミに分類される?
一般的に、ヘルメットは不燃ゴミとされています。ただし、自治体によってはフルフェイスのヘルメット(サイズが30cm以上のもの)を粗大ゴミとしているところもあるので、お住まいのゴミ区分を確認しておきましょう。粗大ゴミの捨て方は次項でご紹介します。
2.ヘルメットの処分方法
この項では、ヘルメットの処分方法を具体的にご紹介します。
2-1.自治体の処分方法
2-1-1.手順
自治体がヘルメットを不燃ゴミとしている場合は、回収日に捨てるだけでOKです。粗大ゴミとして捨てる場合は以下の方法となります。
- 自治体のHPなどで粗大ゴミの申請を行う(品目や点数を伝え、料金と回収日を確認する)
- スーパーやコンビニなどで粗大ゴミ処理券(シール)を購入する(300~500円程度)
- 回収日になったら、回収場所にヘルメットを持って行く
2-1-2.メリット・デメリット
自治体がヘルメットを不燃ゴミとして取り扱っている場合は、無料で処分が可能です。粗大ゴミの場合は、処分費用がかかる・回収日を待つ必要がある・回収場所まで持って行かなければならない、というデメリットもあります。また、まだ使えるヘルメット(売ればお金になるもの)であっても、無料もしくはお金を払って処分しなければなりません。
2-2.販売店などに引き取りを依頼する方法
2-2-1.引き取りできる場所
ヘルメットは、カー用品店・オートバイ店などで引き取り、もしくは買取をしてもらえることがあります。店舗や営業形態によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。引き取り手数料が発生する場合もあります。店舗に確認し、自治体の粗大ゴミ処分料と同じくらいなら、依頼してもよいでしょう。
2-2-2.メリット・デメリット
粗大ゴミ処分料金がかかる地域では、店舗に無料で引き取ってもらうことで処分費用が浮きます。買取価格が付けばちょっとした収入になるでしょう。ただし、店舗によっては受け付けていないこともあるので注意が必要です。また、正確な買取価格を査定してもらうためには店舗まで持って行くという手間が発生します。
2-3.業者に依頼する依頼方法
ヘルメットの処分は、不用品回収業者に依頼することもできます。
2-3-1.不用品回収業者の使い方
ヘルメット自体は単品で千円程度の回収費用がかかりますが、別途出張費用や手数料が数千円かかることが多いでしょう。そのため、ヘルメット一つのために業者を利用するのは現実的ではありません。ほかにまとめて不用品を出したい場合は、パック料金の利用がお得でしょう。
2-3-2.流れ
不用品回収業者を利用したヘルメットの処分方法は、主に以下のような流れとなります。
- HPや電話などで問い合わせ
- 無料見積もり(概算額)
- 訪問日を決める
- 訪問・回収品の確認
- 回収品を渡し、料金を支払う
2-3-3.メリット・デメリット
不用品回収業者のメリットは、手軽に大量の不用品を処分できることです。忙しくて、粗大ゴミの手続きをしたり店舗までヘルメットを持って行ったりするのが面倒という方に向いています。ただし、上記のとおり単品の回収では高くついてしまうのがデメリットになるでしょう。また、業者選びを慎重に行う必要があります。
2-3-4.業者選びのポイントについて
不用品回収業者を選ぶ際には、以下のポイントを押さえましょう。
- 料金体系がはっきりしている
- 見積もりや金額に関することはデータや書面でもらえる
- 出張回収を行っている
- 買取を並行して行っている(希望する場合)
- 古物商許可など、資格を持っている
- 営業所や身元が明確である
3.ヘルメットを買取に出すには?
次に、ヘルメットを買取に出す方法をご紹介します。
3-1.買取してもらえるヘルメットの特徴
上記でご紹介したとおり、ヘルメットの状態・メーカー・製造年月日などは、買取の際に大きなポイントとなります。買取価格が左右されるだけでなく、ものによっては買取不可となってしまうこともあるので注意しましょう。買取できるヘルメットは以下のような特徴があります。
- 製造年月日が新しい
- 傷や汚れがない
- 定価が高い
- 人気メーカー品
3-2.ヘルメットを高く売るポイント
ヘルメットを高く売るためのポイントをご紹介します。
- きれいに磨いておく
- 保証書や付属品があれば付ける
- まとめて買取に出す(業者によってはまとめて出すことで買取額アップの可能性がある)
- 店舗に持ち込む(出張手数料を抑えられる場合がある)
3-3.買取方法
ヘルメットを買取に出すには、以下のような方法があります。
- リサイクルショップへ持ち込む
- 不用品回収業者を利用する
- ネットオークションなどを利用する
詳しい方法については、次項でご紹介します。
4.ヘルメットの買取方法
この項では、各買取方法や、そのメリット・デメリットなどをご紹介します。
4-1.リサイクルショップ
4-1-1.買取方法
リサイクルショップによる買取は、店舗への持ち込みが一般的です。まずは、お近くの店舗がヘルメット類を取り扱っているかを確認しましょう。メーカーや型番・製造年月日を伝えて、買取不可であれば事前に教えてもらえるので手間が省けます。ただし、査定はヘルメット現物を見て行うので、最終的な買取可否や買取価格は、店舗に行かなければ分かりません。
4-1-2.メリット・デメリット
買取価格が付けば、不要なヘルメットが収入になるのがメリットです。また、即日買取をしてもらえるので、早くヘルメットを買取に出したいという方には向いているでしょう。一部、宅配買取を行っているリサイクルショップもありますが、宅配の場合は店舗持ち込みよりも安くなる場合が多くなります。また、買取を拒否した場合の返送料を負担しなければなりません。
4-2.不用品買取回収業者に依頼する(出張買取)
買取を行っている不用品回収業者に依頼する方法についてご紹介します。
4-2-1.出張買取の流れ
出張買取の主な流れは以下のとおりです。
- ヘルメットの買取を取り扱っているかを問い合わせる
- 見積もり依頼(不用品の品目などを伝える)
- 訪問日を決める
- 訪問・査定
- 料金を受け取り・商品を引き渡す※
※処分依頼をする場合は、買取料金と処分料金で相殺される
4-2-2.出張買取のメリット・デメリット
家にいながらにしてヘルメットを買取してもらえるのがメリットです。ただし、不用品回収業者の項でご説明したとおり、出張費や手数料が発生する業者では、ヘルメット1点だけの買取は現実的ではないでしょう。ほかにまとめて不用品を処分したい場合には大変便利なサービスと言えます。
4-3.不用品買取回収業者に依頼する(宅配買取)
4-3-1.宅配買取の流れ
宅配買取の主な流れは以下のとおりです。
- ヘルメットの買取を取り扱っているかを問い合わせる
- ヘルメットおよび他の不用品をこん包する
- 業者へ郵送する
- 査定結果が送られてくる(メール・書面など)
- >料金に納得した場合は振込依頼の連絡をする
- >料金に納得しない場合は返送依頼をする(料金は自己負担)
4-3-2.宅配買取のメリット・デメリット
宅配買取では、郵送料の負担有無が業者によって異なります。そのため、ヘルメットを買取してもらえる/無料でヘルメットを処分できる/有料(送料)でヘルメットを処分する、というパターンに分かれるでしょう。持ち込みが面倒な方や、家に来てほしくないという方に向いている方法です。
4-4.ヘルメットを自分で売る(オークション・フリマサイトなど)
ある程度手間をかけてもヘルメットを売りたいという方は、ネットを使った方法があります。
4-4-1.出品の流れ
- サイトのID登録を行う
- ヘルメットの写真を撮影・説明文・最低価格などを記入し、投稿する
- 購入者が現れるのを待つ
- 購入者が現れたら、サイトの指示に従って連絡を取り合う
- 入金を確認後、ヘルメットをこん包し郵送する
4-4-2.メリット・デメリット
自分の好きな価格で出品できるので、うまくいけば高値で売ることも可能でしょう。しかし、そもそも購入者が現れない可能性は十分にあります。また、こん包や郵送の手間、商品到着後の購入者とのトラブルなどのリスクがあることは理解しておきましょう。
5.ヘルメットの処分についてよくある質問
Q.バイク・モトクロス・自転車用のヘルメットで処分方法に差はありますか?
A.自治体で処分する際は、フルフェイスであるか、もしくはサイズが問われる場合があるでしょう。それ以外の場合は、「〇〇用のヘルメットです」と伝えることで、店舗や業者側が判断してくれます。
Q.急いでヘルメットを処分したいのですが
A.ヘルメットの処分方法ごとにかかる日数は以下のとおりとなります。
- 不燃ゴミ:即日もしくは次の回収日
- 持ち込み(リサイクルショップ店舗・販売店・不用品回収業者など):即日
- 出張回収:業者によっては即日・翌日
- 宅配(リサイクルショップ窓口・不用品回収業者など):郵送の準備ができしだい
- 粗大ゴミ:回収日(1週間後くらい)
- ネットオークション等:出品期間7日+購入者とのやり取りおよび配送3日程度
Q.フルフェイスのヘルメットは売りにくい?
A.フルフェイスは顔全面を覆うため、特に口元の接地部分が気になる方は少なくないでしょう。購入後間もないものや、あまり使っていないものであれば、買取のチャンスはあります。逆に、使用感のあるものは、買取は難しいでしょう。
Q.不用品回収業者に依頼したいのですが、詐欺などが気になります。
A.上記でご紹介した不用品回収業者を選ぶ際のポイントを参考にしてください。また、以下のようなところは悪質業者である可能性が高いので、避けましょう。
- 料金が分かりにくい
- 金額などを口頭で教えられる
- 資格・身分・営業所などが不明確
- 無料廃品回収車
Q.ヘルメット以外にカー用品全般を処分したいのですが。
A.バイクやオートバイなどは、専門の買取業者に依頼しましょう。ヘルメット以外にも、ジャケット・グローブ(手袋)・ブーツなどは、まとめて買取処分を依頼したほうがお得になります。また、これらの小物類は基本的には不燃ゴミもしくは資源ゴミとして捨てることが可能です。
まとめ
ヘルメットの処分方法についてご紹介しました。さまざまな処分方法がありますが、お手持ちのヘルメットの状態や、何を優先したいかによって、よく検討してみてください。