家財道具の処分方法は? 買取に出せるものや注意点などもまとめて解説

「家財道具の処分にできるだけお金をかけたくない」など、処分方法で悩んでいる方は、買取に出すことがおすすめです。買取に出せるものは出したほうが、処分費用を抑えられるでしょう。しかし、すべての家財道具が買取対象というわけではありません。壊れていたり、目立つ傷がついたりしているものは買取不可になる可能性があります。上手に処分を進めるために、家財道具の処分や買取のポイントを説明しましょう。

  1. 家財道具を処分する方法は?
  2. 家財道具の処分にかかる費用の相場は?
  3. 買取に出せる家財道具は?
  4. 処分方法を選ぶ基準は?
  5. 家財道具の処分と買取に関してよくある質問

この記事を読むことで、家財道具をお得に処分する方法とコツが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.家財道具を処分する方法は?

最初に、家財道具を処分する方法をいくつか紹介します。

1-1.自治体回収のゴミとして処分する

1番に思い浮かぶ方法としては、自治体回収のゴミとして処分する方法です。ほとんどの自治体では、一辺30cm以上の不用品を粗大ゴミと指定しています。粗大ゴミで処分する場合は、事前の申し込みが必要だったり、粗大ゴミ処理券を購入したりと自治体でルールが異なるので要注意です。費用は数百円とお得に処分できますが、回収指定場所までは自分たちで運搬しなければなりません。ソファーやテーブルなどの大型家具だと、搬出・運搬が困難になることがネックでしょう。

1-2.売れるものは買取に出す

家財道具を処分する方法は、ゴミとして捨てるだけでなく、買取に出す方法もあります。後ほど、【3.買取に出せる家財道具は?】で詳しく説明しますが、買取対象になる基準があるので必ずしも買い取ってもらえるとは限りません。買取専門業者だと、買取不可になったときにほかの方法を探さなければならない手間と時間がかかってしまうでしょう。二度手間にならないためには、事前に買取条件に当てはまる状態か家財道具を確認する必要があります。

1-3.不用品回収業者に依頼する

家財道具以外にも処分したい不用品がある・搬出や運搬が難しいという方は、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。不用品回収業者の多くは、出張回収を行っています。1人では運べない大型家具でも、搬出・運搬に長(た)けたプロが回収してくれるので安心です。自分たちでゴミを分類し運ぶ手間と時間が省けます。また、買取サービスを行っている業者もあるため、処分費用の節約も可能です。

1-4.フリーマーケットやネットオークションを利用する

地域で開催されているフリーマーケットに参加したり、ネットオークションに出品したりする方法もあります。大切に使ってきた家財道具をゴミとして処分するのは躊躇(ちゅうちょ)するはずです。フリーマーケットやネットオークションでは、必要としている方に長く使ってもらうことができるでしょう。ただし、すぐに買い手がつくとは限りません。また、ネットオークションで落札されたとしても、落札者に送るという手間がかかります。大型家具の場合、自分たちでこん包し運送業者を手配する必要があるため、何かと大変です。その点を踏まえて利用しましょう。

家財道具の処分方法はいろいろあるんですね。
はい。時間に余裕を持って処分するほど選択肢は広がります。

2.家財道具の処分にかかる費用の相場は?

では、家財道具の処分にかかる費用は、いくらぐらいになるのでしょうか。

2-1.処分方法によって費用が変わる

家具・衣類・器具など家財道具にはたくさんの種類があります。家財道具の種類や大きさ・量などによって処分費用が異なりますが、処分方法でも変わる可能性があるので注意が必要です。たとえば、自治体回収で処分する場合、無料~数百円が相場となります。業者などに買い取ってもらうことができれば処分費用はかかりませんが、業者に処分を依頼することになると1点あたり3,000~8,000円ほどかかるでしょう。不用品の処分費用に加えて、基本料+運搬料がかかる可能性もあるため、事前に見積書を確認することが大切です。

2-2.大量に処分する場合は定額パックプランがおすすめ

家財道具をまとめて処分する場合、1点ずつ処分するよりも全部まとめて捨てられる定額パックプランがおすすめです。定額パックプランは、処分したい不用品の量にあわせて容量別のタイプを選ぶことができます。容量の範囲内であれば、当日に不用品が増えてしまっても料金が変わりません。不用品&粗大ゴミの格安片付けを行っているダスト.net 東京では、定額パックプランに、個別プランの基本料金(3,150円)がかからないので、断然お得に処分できます。

2-3.自治体が設けている補助制度

自治体によっては、家財処分にかかる費用の補助制度を設けているところがあります。たとえば、親族が亡くなり、家が空き家になるケースです。その場合、空き家を解体または売却したり、家財道具を処分したり、遺品整理を進めたりとやるべきことがたくさんあります。多額の費用もかかってしまうので、その費用に対する補助金の交付が受けられる制度です。ただし、補助制度の対象者や対象条件が決まっているため、事前にホームページや窓口等で確認してください。

大量に家財道具を処分したい場合は、パックプランをもつ業者の利用がおすすめなんですね。
はい。また、買取と回収の両方を行っている業者を利用してもいいでしょう。

3.買取に出せる家財道具は?

買取に出せる家財道具とは、一体どのようなものなのでしょうか。ここでは、買取対象になるものと買取に出す方法を解説します。

3-1.買取対象は状態が良いもの

買取対象となる家財道具は、状態が良いものです。壊れている・目立つ傷や汚れがついているものなどは、買取不可になる可能性があるので注意してください。たとえ、状態が良くても発売月日が随分昔のもので古いモデルなどは、買い取ってもらえないことがあります。逆に、ブランド品や宝石貴金属・人気メーカーの家具などは高額買取が期待できるでしょう。買取をスムーズに進めてもらうためには、事前に状態を確認してください。

3-2.買取に出す方法

それでは、買取に出す方法をいくつか紹介します。

3-2-1.価値があるものは専門買取業者へ

ブランドものや貴金属関連など価値があるものは、買取需要があるので高価買取が期待できます。高く売れそうなものは、専門買取業者に依頼するといいでしょう。専門買取業者は、中古市場での需要を反映した査定をしてくれる傾向があります。査定は厳しめですが、納得のいく金額で売ることができるでしょう。

3-2-2.査定額が低くても売りたいならリサイクルショップ

専門買取業者とは逆に、中古市場の動向に関係なく買取額が低くなりがちなのがリサイクルショップです。リサイクルショップはさまざまな種類を扱っているため、多少古いものでも買い取ってもらえる可能性があります。ただし、数百円~と買取額が低くなるので高価買取は期待しないほうがいいでしょう。専門買取業者で買い取ってもらえなかったものをリサイクルショップで売るという方法もあります。

3-2-3.不用品回収業者で処分と買取を利用する

買取サービスも行っている不用品回収業者を利用するのも方法の1つです。たとえ、買取不可になったとしても処分が依頼できるので手間と時間がかかりません。また、売れるものは買取に出すことで、壊れて売れないものの処分費用にまわすこともできます。ダスト.net 東京では、不用品の片付けだけでなく買取も行っているので、ぜひチェックしてください。

3-3.業者選びを慎重に行う

業者の中には、多額な処分費用を請求したり、安く買い取ったりする悪質な業者が存在しています。後でトラブルにならないよう、業者選びを慎重に行うことが大切です。業者選びのポイントを以下にピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

  • 不用品処分だけでなく、買取も行っているか
  • 産業廃棄物収集運搬許可や古物商許可を取得しているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 料金体系が明確になっているか
  • 大量の不用品でも回収してくれるか
  • 見積書の内容が細かく記載されているか
  • 無料見積もり・無料相談を受けつけているか
  • 口コミや評判がいいか
状態がよく、使用感があまりない家財道具は売却できる可能性が高いんですね。
はい。ただし、家電の場合は製造年から5年以内でないと売却が難しいものもあります。

4.処分方法を選ぶ基準は?

「どの処分方法を選べばいいの?」と悩んでいる方は、下記の基準を参考にしてください。

4-1.どんな家財道具を処分するか

まずは、処分したい家財道具の種類や大きさを確認しましょう。1人でも運べる大きさで数点だけであれば、自治体回収を利用しても問題はありません。逆に、1人で運べない大きさなら自分で運搬することが難しいので、業者に依頼したほうがいいでしょう。自分たちで搬出・運搬できるかも確認が必要です。

4-2.処分したい不用品の量

不用品の量も処分方法を選ぶ基準の1つです。大量の家財道具を処分しなければならない場合、自分たちでゴミを分類したり、運んだりするだけで時間がかかってしまいます。親族が亡くなり遺品整理をする際は、スピードが重視となるため時間はかけられません。そんなときこそ、不用品回収業者のサービスを利用したほうが、スピーディーかつスムーズに片付けられるでしょう。不用品の量が多い場合は、定額パックプランを利用することで費用がお得になります。

4-3.売れる状態か確認する

なるべく処分費用を抑えるために、売れるものは査定に出しましょう。「面倒だから」とすべてを処分すると売れるものまで捨てることになってしまいます。そのため、事前に家財道具の状態を確認し、売れるものと売れないものに分けることも大切です。自分で仕分けする時間がない方・面倒だと感じる方は、買取と処分を行っている業者に依頼するのも選択肢の1つでしょう。

処分方法は量や内容で決めればいいんですね。
はい。量が多ければ不用品回収業者を利用したほうが便利です。

5.家財道具の処分と買取に関してよくある質問

家財道具の処分と買取に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.引っ越し当日に処分する方法は?
A.引っ越し当日に処分したい家財道具が出た場合は、引っ越し業者に依頼するのも方法の1つです。大手引っ越し業者の多くは、不用品の回収サービスを行っています。ただし、不用品回収業者よりも割高になりがちなので注意が必要です。また、業者によっては、家財道具のすべてを処分してくれないところもあります。ほかの処分方法よりもリスクが高いので、引っ越し当日を迎える前に家財道具は処分しておきましょう。

Q.家財道具の処分費用相場は?
A.サイズ・量・業者によって処分費用が異なりますが、相場は以下のとおりです。

  • 冷蔵庫:170L以下 3,000~9,000円/171L以上 4,000~12,000円
  • タンス:小型 1,000~6,000円/大型 4,000~12,000円
  • ベッド:シングル 1,000~6,000円/ダブル 2,000~10,000円
  • ソファー:2人掛け以上 2,000~18,000円
  • 自転車:500~4,000円

Q.家具の引き取りサービスは利用できるの?
A.ベルメゾン・無印良品・ニトリ・大塚家具などのメーカーでは、家具の引き取りサービスを行っています。それぞれ有料・無料・買取など条件は決まっていますが、引き取りであれば新しい家具を購入する方という条件を提示しているところが多いようです。詳しい条件に関しては、メーカーのホームページをチェックしてください。

Q.高価買取のポイントは?
A.なるべく付属品をそろえることです。購入時の状態にしたほうが、買い取ってもらえる可能性が高くなります。たとえば、取扱説明書・元箱・部品・コードなどの付属品を査定前にそろえてください。また、できるだけキレイな状態にすることも大切です。汚れやホコリがついている場合は、自分でできる範囲でいいのでキレイにしてください。

Q.業者に回収してもらう流れは?
A.まず、ホームページや電話で無料見積もりを依頼します。予約日時に業者がやってきて、実際に現物を確認してから買取額または処分費用を提示してくれるでしょう。その金額に納得すれば、片付け作業に入り、最後にお金をもらうまたは費用を支払うことになります。具体的な流れは業者によって異なるため、事前にホームページ等で確認しておきましょう。

まとめ

家財道具をまとめて処分する場合、搬出やゴミの分類に時間と手間がかかってしまいます。なるべくスピーディーに処分したい方は、ゴミの仕分けから回収まで行ってくれる不用品回収業者に依頼しましょう。また、まだ使えるものや価値があるものなら、処分ではなく買取してもらうという形でお得に処分できます。家財道具の中にも、中古市場において需要が高いものもあるのです。処分したい不用品の量や状況などを踏まえて、適切な処分方法を選択するとスムーズに進められるでしょう。

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