【要チェック】炊飯器の寿命は何年? ご飯がおいしく炊けない原因は?
「炊飯器の寿命はどのくらいなのか?」と疑問をお持ちですか? 私たちが毎日のように口にするご飯。おいしいご飯を食べるためにも、炊飯器は必需品です。
お米をおいしく炊くことができなくなってくると「そろそろ炊飯器も寿命なのでは…」と不安になるでしょう。家電には必ず寿命があります。炊飯器の寿命は何年くらいなのでしょうか?
「最近、炊飯器の調子が悪い」「炊飯器の寿命は何年なのか?」「古い炊飯器の処分方法は?」そんな人たちのために、炊飯器の寿命や寿命が近いサイン、処分方法についてまとめてみたいと思います。
1.炊飯器の寿命
まずは、炊飯器の寿命についてご紹介します。寿命をのばすための方法もぜひ参考にしてみてください。
1-1.寿命は5~7年
一般的に家庭用炊飯器の平均寿命は5~7年と言われています。もちろん、使い方や使用頻度にもよるでしょう。10年以上たっても問題なく使える炊飯器もあります。炊飯器のような家電の場合「ある日、突然使えなくなった」というよりも「少しずつ調子が悪くなって寿命を迎えた」というケースの方が多いのです。「最近、お米がおいしく炊けなくなってきた」と思うなら、そろそろ買い替えを検討しておくべきでしょう。
1-2.炊飯器の寿命をのばす方法
炊飯器は、正しいお手入れをすることで寿命をのばすことができます。まず、内蓋や部品が取り外せるタイプのものは、できるだけすべて外した状態で洗うようにしましょう。特に、内蓋の裏には蒸気がたまりやすいため、カビが生える原因になります。水洗いができない本体は、ぬれたタオルでしっかり拭いてください。本体底の熱板部分が汚れているとご飯が焦げつく原因になるため、念入りに拭くようにしましょう。
内釜は、内部に傷をつけないように注意してください。食器の洗い桶(おけ)がわりに使用すると傷つきやすくなります。そして、金属たわしやナイロンたわしではなく、柔らかいスポンジで洗うようにしましょう。スポンジで落としきれない細かい汚れは、つまようじを使って取り除いてください。
1-3.うまく炊けない原因は炊き方にもある
ご飯がうまく炊けなくなってくると「炊飯器の寿命が近いのでは…」と思いますよね。しかし、うまく炊けない原因は炊飯器だけにあるわけではないのです。炊飯器の寿命を疑う前に、まずはご飯の炊き方を見直してみましょう。柔らかすぎるご飯が炊けてしまう場合は、以下のことをチェックしてみてください。
- 新米の場合は水を少なめにして炊く
- 炊飯前の水にひたす時間を短くしてみる
- お湯やPHアルカリイオン水を使っていないか
逆に、固すぎるご飯が炊けてしまう場合は、炊飯前の水にひたす時間を長めにしてみてください。炊飯器に内釜をセットする際は、外側についている水滴をきれいに拭き取ることも大切です。
2.炊飯器の寿命が近いサイン
炊飯器の寿命が近くなってくるとさまざまな不具合が現れるようになります。買い替えの目安として知っておきましょう。
2-1.ご飯がおいしく炊けない
正しい炊き方をしてもご飯がおいしく炊けない場合は、炊飯器の寿命が近づいている可能性が高いでしょう。一般的な炊飯器には「温度センサー」がついており、炊飯器が釜の温度を感知して自動で調節してくれるようになっています。
ご飯がおいしく炊けない原因が、この温度センサーの異常である可能性はあるでしょう。考えられる異常には、サビなどによる破損や汚れがあります。温度センサーのサビや汚れを取り除くことで症状の改善が期待できるでしょう。掃除をしても改善しない場合は、炊飯器の寿命と考えてください。
2-2.ご飯を炊くのに時間がかかる
「ご飯を炊くのに時間がかかるようになってきた」「予約時刻になっても炊けない」という症状が出た場合は、まず時計を正しくセットしてあるか確認してみてください。炊飯中に停電が起こった場合は、そのことが原因でしょう。そうでない場合は、温度センサーにトラブルが起こっている可能性があります。修理よりも買い替えを検討した方がよいでしょう。
2-3.炊きあがったご飯が臭い
炊きあがったご飯をそのまま保温にしておくと、臭いが気になるようになる場合もあります。以下のことをチェックしても改善しないようなら、炊飯器の寿命が近いと考えてください。
- 内蓋やパッキンが汚れている
- お米のとぎ方が不十分
- 長時間保温している
- 12時間以上の予約設定でお米を炊いている
3.炊飯器の処分方法
炊飯器を買い替える場合、処分方法についても知っておく必要があります。炊飯器の処分方法をいくつかご紹介しましょう。
3-1.不燃ゴミや粗大ゴミとして捨てる
炊飯器は、家電リサイクル法の対象ではありません。自治体が回収するゴミの日に捨てることが可能です。ただし、自治体によってゴミの分類が異なるため、事前に確認が必要になるでしょう。不燃ゴミなのか粗大ゴミなのかを確認し、ルールを守って廃棄するようにしてください。粗大ゴミとして捨てる場合は、事前に粗大ゴミシールを購入する必要があります。
3-2.家電量販店に引き取ってもらう
家電リサイクル法の対象外である炊飯器は、家電量販店に引き取りの義務がありません。しかし、新しい炊飯器を購入する家電量販店に依頼すれば、引き取ってもらえる可能性はあるでしょう。ただし、原則として新品と引き換えになるため、新しい炊飯器を購入する際に、古い方を持ち込む必要があります。
3-3.リサイクルショップに売る
「まだ使えるけれど新しい炊飯器が欲しい」という理由で買い替える人もいるでしょう。その場合、捨てるのはもったいないですよね。リサイクルショップに持ち込み、買い取ってもらえないか確認してみてください。ただし、状態のよくないものは買い取り不可になることもあります。あまり期待せずに試してみましょう。
3-4.不用品回収業者に依頼する
「確実に処分したい」「今すぐ処分する方法はないか」という人には、不用品回収業者がおすすめです。状態にかかわらず回収してもらうことができるでしょう。買い取りも同時に行っている業者なら、買い取ってもらえる可能性もあります。ほかにも処分したいものがあれば、まとめて依頼してみましょう。
まとめ
炊飯器の寿命についてご紹介しました。
- 炊飯器の寿命
- 炊飯器の寿命が近いサイン
- 炊飯器の処分方法
「最近、炊飯器の調子が悪い」「炊飯器の寿命について知りたい」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。