洗濯機の選び方は? メーカーごとの特徴や人気の機種などを徹底解説

洗濯機は、メーカー・機種によって機能やサイズなどがそれぞれ異なります。そのため、購入時に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか? 一人暮らし・2人家庭向けなど、人数によっても購入すべき容量が変わるので、洗濯機選びのポイントを知っておくことが大切です。洗濯機の購入を検討されている方は、メーカー別の特徴や人気の機種などを覚えておき、選び方の参考にしてください。

  1. 洗濯機のトレンドについて
  2. 洗濯機の種類について
  3. 洗濯機を選ぶポイント
  4. メーカー別の特徴について
  5. おすすめの洗濯機10選
  6. 不要になった洗濯機を処分する方法
  7. 洗濯機の選び方でよくある質問

洗濯機の買い替えをする方は、不要な洗濯機の処分についても併せて考えておきましょう。

1.洗濯機のトレンドについて

近年は、どのような洗濯機がトレンドになっているのでしょうか? 人気の機能などをご紹介します。

1-1.乾燥機能つき

乾燥機能がついた洗濯機は、屋外に洗濯物を干すことができない場合に重宝します。乾燥機能は大きく分けて、完全に乾かすタイプと、風を送って洗濯物の水分を減らすタイプの2種類です。簡易乾燥機能と記載されているものは、後者のタイプになります。

1-2.節水

節水性がいい洗濯機は、ランニングコストを大幅に削減できるため、大変人気があります。水量が少ない分、洗剤の濃度が高くなり、洗浄力も上がるのが特徴です。ただし、節水設計の洗濯機は、販売価格が高めなのがデメリットでしょう。

1-3.コンパクトな大きさ

ドラム式洗濯機の需要が拡大している一方、場所を取らない縦型洗濯機の人気も衰えません。縦型洗濯機は大容量タイプでもスリムなものが多いのが特徴です。ドラム式とは異なり、扉の開閉スペースを考慮する必要がないため、置き場所を選ばないのもメリットでしょう。

2.洗濯機の種類について

洗濯機の種類をご紹介します。

2-1.縦型

縦型は、ベーシックなスタイルの洗濯機です。洗濯槽に水を貯(た)めてしっかり洗うことができるため、洗浄力が高めとなっています。上部のふたで開閉するので、置き場所で悩むことがありません。比較的安価な値段で購入できるのも魅力です。

2-2.ドラム式

ドラム式は、横型や斜め型があります。節水ができ、乾燥機能などもついているものが多いのです。毛布など大物を洗うのにも適しています。ただし、ドラム式は扉が前面についているため、開閉スペースを確保しなければなりません。

2-3.二層式

二層式は、洗濯槽と脱水槽に分かれているタイプです。水流が強いため、洗浄力が高い特徴があります。ただし、全自動とは異なり、洗濯後に脱水槽に移動するなど、手間がかかることを想定しておきましょう。

3.洗濯機を選ぶポイント

洗濯機を選ぶ際、重視したいポイントを考えていきましょう。

3-1.容量

洗濯機の容量は、とても大切です。家族構成によって必要な容量が異なります。一人暮らしの場合は5kgが目安です。1.5kg×家族人数で大まかな容量を算出しましょう。容量が増すと、洗濯機本体のサイズも大きくなります。置き場所なども考慮し、容量を決めることもポイントです。

3-2.消費電力

多くのメーカーが省エネ設計を導入しています。消費電力を比べ、少しでも光熱費削減につながるものを選ぶ方法もおすすめです。電力だけでなく、使用水量も併せて考えましょう。

3-3.洗浄機能

メーカーごとに洗浄方式が異なります。近年は、スマホと連携して操作できるタイプもあり、洗濯機の利便性が向上しているのです。繊維を傷めないように配慮した洗浄ができるタイプもあります。ニーズに沿った洗浄機能を搭載しているものを購入しましょう。

3-4.静音設計

マンションなど集合住宅では、洗濯機の操作音や振動が近隣トラブルになるケースがあります。静音設計になっているものを選びましょう。夜間に洗濯機を使うことが多い家庭では、操作音の大きさが45dB程度のものを選ぶと安心です。

4.メーカー別の特徴について

洗濯機は、メーカーごとに特徴があります。購入前に特徴を知っておきましょう。

4-1.日立はAI機能を搭載している

日立の特徴は、AI機能を搭載し、スマホとの連携ができることです。スマホにダウンロードしたアプリが、運転終了やメンテナンス時期の通知を送ってくれます。コース設定に迷う場合も、アプリが自動でコースを決めてくれるので便利です。洗剤の形状を自動で感知して洗浄を行い、たたき洗いでしっかり汚れを落とします。

4-2.東芝はウルトラファインバブルで洗浄効果が高い

東芝の洗浄機能は、ウルトラファインバブルという方式です。洗剤に含まれる界面活性剤を分解し、繊維の間に入り込んで汚れを吸い込みます。洗浄だけでなく、すすぎにもウルトラファインバブル方式を採用しているのが特徴です。

4-3.パナソニックは泡洗浄で汚れをしっかり落とす

パナソニックが採用しているのは、泡洗浄という機能です。洗剤を泡状にすることで、繊維への浸透がよくなり、汚れをしっかり落とすことができます。パナソニック独自のエコナビ機能を搭載し、スマホからの操作も可能です。洗剤や柔軟剤なども自動で計量してくれます。

4-4.シャープはメンテナンスのしやすさが特徴

シャープの縦型洗濯機は、洗濯槽の穴がないのが特徴です。汚れ・黒ずみ・カビなどを防ぐことができ、メンテナンスがしやすくなっています。ドラム式は、マイクロ高圧洗浄を採用しており、繊維の奥に隠れている汚れまで、しっかり落とすことができるでしょう。乾燥機能がついており、乾燥までの時間を短縮できるのも魅力です。

5.おすすめの洗濯機10選

洗濯機で人気がある機種をご紹介します。いずれも、2017年から2018年に発売されたモデルです。

5-1.日立 ビートウォッシュ BW-V80C

日立のビートウォッシュシリーズ・BW-V80Cは、8kg対応となっています。独自の技術・ビートウィングとナイアガラシャワーを搭載し、洗浄力が高いモデルです。出し入れがしやすい設計になっているのに加え、自動掃除機能がついており、洗濯槽の内部を常にきれいな状態で維持することができます。店頭価格は、69,984円前後です。

5-2.パナソニック NA-VX8900L/R

パナソニックのNA-VX8900Lは、11kgに対応したドラム式の洗濯機です。温水泡洗浄で臭い・黄ばみをしっかり除去します。また、低温で乾かすヒートポンプ乾燥を採用しており、生地の傷みを抑えたまま、除菌までしてくれるのが特徴です。洗濯槽のカビを抑制する自動掃除機能もついています。店頭価格は、192,500円前後です。

5-3.パナソニック NA-F50B12

パナソニックのNA-F50B12は、簡易乾燥機能を搭載した縦型タイプの洗濯機です。5kg対応なので、一人暮らしの方にも適しています。同シリーズには6kgと7kgもあり、家族構成に合うサイズを選ぶことができるでしょう。つけ置き洗浄・ビッグウェーブ洗浄を組み合わせ、頑固な汚れも落とすことができるのが魅力です。洗濯槽のお手入れができるカビ予防コース・槽洗浄コースがついています。店頭価格は、29,200円前後です。

5-4.日立 ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム BD-SX110CL

日立のBD-SX110CLは、AIを搭載したドラム式タイプです。11kgに対応しており、高速の風で衣類のシワを伸ばすため、アイロンがけの手間が省けます。液体洗剤と柔軟剤のタンクがそれぞれ内蔵されているので、毎回軽量がいらず、自動で感知して洗濯を始めてくれるのがメリットです。省エネ・節水設計で、ランニングコスト削減にもつながります。店頭価格は、182,300円前後です。

5-5.パナソニック NA-FA70H6

パナソニックのNA-FA70H6は、7kgに対応した縦型タイプです。泡洗浄とパワフル滝洗いで頑固な汚れをしっかり落とし、シミや黄ばみも気にならなくなります。外観がすっきりしたデザインで、お手入れがしやすいのがメリットです。エコナビを搭載し、節電にもつながります。洗濯槽のカビを抑える自動槽洗浄機能もついているため、常にきれいな環境で使うことができるのが魅力でしょう。店頭価格は、59,222円前後です。

5-6.シャープ ES-GV8C

シャープのES-GV8Cは、簡易乾燥機能を搭載した縦型洗濯機で、8kg対応モデルです。洗濯槽の穴をなくし、メンテナンスがしやすい形状となっています。静音設計で音が気にならず、マンションなどでも安心して使うことができるでしょう。脱水後も洗濯物がもつれず、取り出しやすく仕上げてくれます。店頭価格は、52,500円前後です。

5-7.東芝 AW-10M7

東芝のAW-10M7は、10kgと大容量な設計になっています。大家族や大物洗いが多い家庭におすすめです。水流の循環をよくし、衣類に洗剤が浸透しやすくなっています。2kgまでの洗濯物なら風乾燥ができるため、早く乾かしたいときにも便利でしょう。槽洗浄・槽乾燥コースがついており、衛生的な環境を維持できます。ガラストップの天板もおしゃれです。店頭価格は、53,600円前後となっています。

5-8.東芝 AW-7G6

東芝のAW-7G6は、節水設計の縦型洗濯機です。洗剤を繊維の奥まで届け、強い水流でしっかり汚れを落とす浸透パワフル洗浄機能を搭載しています。7kg対応です。部屋干しモードがあるのが特徴で、長めの脱水・風乾燥で乾きやすい状態にして仕上げをしてくれます。室温を感知し、水温を予測して洗濯するなど、多彩な機能を備えているのも魅力です。店頭価格は、35,500円前後となっています。

5-9.東芝 ZABOON AW-7D7

東芝のZABOON AW-7D7は、ウルトラファインバブル戦場で、繊維の奥に残っている汚れまでしっかり洗うことができます。7kg対応でありながら、省スペースで場所を取らないのが魅力です。振動や音が少なく、集合住宅でも安心して使うことができます。開閉部のふたはフラット形状で、掃除がしやすいのもメリットです。店頭価格は、59,000円前後となっています。

5-10.シャープ ES-GE7C

シャープのES-GE7Cは、7kgに対応した縦型タイプです。穴がないステンレス槽で、抗菌加工も施されており、カビ予防につながります。おしゃれ着コース・頑固汚れコース・時短コースなど、多彩な機能を搭載しているのも特徴です。ほぐし運転ができ、洗濯物の取り出しがしやすくなっています。店頭価格は、43,000円前後です。

6.不要になった洗濯機を処分する方法

買い替えで古い洗濯機が不要になる場合は、処分方法も覚えておきましょう。

6-1.洗濯機は家電リサイクル法の対象品目

洗濯機は、家電リサイクル法の対象品目であるため、捨てずにリサイクルに出すことが求められています。自治体での回収は原則として受付できないので、リサイクル回収可能な店舗や提携業者などを紹介してくれるでしょう。リサイクル回収の申し込みは、メーカーに直接問い合わせをしてください。リサイクル料金を郵便局で支払い、引き取りをしてもらうか、指定場所まで持参することになります。手続きや運搬など、手間がかかる方法ですが、費用が最も安い方法だといえるでしょう。洗濯機のリサイクルについては、一般社団法人家電製品協会 家電リサイクル券センターのホームページを参照してください。

6-2.不用品回収サービス

不用品回収サービスは、自宅まで訪問してくれるため、運搬の手間がないのがメリットです。申し込みから引き取りまで迅速に行ってくれるので、忙しい方でも気軽に利用できます。不用品回収サービスは、回収費用が高めなのがデメリットです。そのため、事前に見積もりを出してもらい、複数の業者を比べることが大切なポイントとなります。サービス内容や業者の対応も確認しましょう。洗濯機など家電の回収実績が豊富なダスト.net東京では、無料見積もりを行っています。気軽にご利用ください。

6-3.リサイクル買取サービス

リサイクル買取サービスは、家電の買取を行う業者です。洗濯機は衛生面が重視されるため、傷や汚れがない・高年式・動作不良がないなど、良好なものだけが買取対象となります。買取を利用できれば、わずかでも利益になるのに加え、リサイクルに貢献できるのがメリットです。とはいえ、買取対象外とされた場合、処分方法を考えなければなりません。

7.洗濯機の選び方でよくある質問

洗濯機の選び方に関する質問を集めました。

Q.ドラム式の開き方は、どんな点に注意して選べばいいのか?
A.設置場所にドアがある場合、開く方向に注意しましょう。ドラム式洗濯機の扉が開くほうに壁があれば、問題なく使用できます。

Q.乾燥機能の方式に違いはあるのか?
A.はい、あります。ヒートポンプ方式とヒーター方式です。前者は低温で乾かすため、生地の劣化が起こりにくい特性があります。後者は高温の風が出るので、急速に乾燥できるのがメリットです。

Q.静音設計の洗濯機は価格が高いのか?
A.はい、少し高めになる傾向があります。静音設計を重視する場合は、予算を多く考えておきましょう。静音設計だけでなく、コースによって運転音を抑えられるものもあります。あらかじめリサーチしておき、予算とニーズに合う洗濯機を選びましょう。

Q.使用する水の量が少ないのは?
A.ドラム式です。とはいえ、ドラム式はサイズも大きく、価格も高めになっています。予算や場所に制約がある場合は、縦型タイプで節水を意識したものを選びましょう。

Q.洗濯機を選ぶときは、どこの寸法を測ればいいのか?
A.設置場所の奥行きや幅だけでなく、防水パンや防水トレーのサイズも測りましょう。安全に使うためには、蛇口の高さや距離なども考慮してください。

まとめ

洗濯機はメーカーごとに特徴が異なります。また、ドラム式・縦型・二層式など、種類もさまざまです。生活スタイルや設置場所に応じ、適切なものを選びましょう。家族の人数によって必要となる容量が変わってくるものです。事前にしっかりリサーチし、使いやすい洗濯機を購入しましょう。

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