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【解消】パソコンの音がうるさい! 理由を知れば初心者でも対処できる?

パソコンの異音に悩まされていませんか?急に音が大きくなると心配になってしまいますよね。

パソコンの音がうるさくなるのには、理由があります。すぐに突き止めて対処することが必要です。でないと、場合によっては、故障の原因となってしまいます。

できるだけ早く原因を突き止め、正しい方法で対処しましょう。

  1. パソコンがうるさくなる理由
  2. うるさくなる3つの原因
  3. うるさくなったときの対処法
  4. 不要なパソコンの処分

1.パソコンがうるさくなる理由

パソコンは正直です。音がうるさくなったときは、ちゃんとした理由があります。どこで、どんな音がしているのかを確かめましょう。音の種類にも、いろいろあります。

1-1.冷却ファンの回転音

音がうるさくなる理由で一番多いのは、パソコンが熱を帯びたときの冷却ファンの回転音です。ウィーンといった唸(うな)るような音なのでわかるでしょう。パソコンは、熱を帯びやすい機器なので、熱を放出して温度の上昇を抑える装置がついています。ファンが回転し、内部にたまった熱を放出するのが一般的です。ファンがついている冷却装置には、CPUクーラー(ファン)、ケースファン、グラフィックボードなどがあります。

熱を放出できず、温度が上昇すると、高熱になりやがて故障してしまうことに。そのため、パソコンには温度センサーがついています。高熱になると、センサーが感知し、ファンが高回転して温度を下げようとしてくれているのです。ですから、パソコンが故障しないように、ファンが頑張っているときの音ということができます。

回転音は、頑張ってくれている証明ともいえますが、パソコンにとっては大きな負担。故障しないように、できるだけ早く負担を軽くしたあげる対処が必要です。

1-2.うるさい音にも種類がある

それほど多くありませんが、まれにガラガラ、カタカタという音がすることもあります。冷却ファンの軸がブレてしまったときに起きる症状です。長時間使用や使用期間が長くなると音がしてきます。パソコンを使っていて、うるさい音や聞きなれない音がしたら、冷却ファンの不具合を始め、どこかの部品が壊れている可能性が高いと考えるべきです。できるだけ早く対処しましょう。

1-3.ハードディスクに問題も

カチカチというような音がすることもあります。うるさいというほどではありませんが、ちょっと気になる音です。パソコンの起動時などによく発生します。ハードディスクのアクセスランプと同調している場合は、読み書きのときにヘッドが動くときの音(シーク音)です。多くは、古いパソコンに見ることができる症状。いい状態とはいえません。

ハードディスクが壊れかけている場合の音もありますから、注意が必要です。なかなかうまく表現できませんが、カクンカクンといった感じの音がします。ハードディスクが壊れてしまうと致命的です。

パソコンが古くなると、うるさくなる可能性が高まるんですね。
はい。あまりうるさい場合は寿命が近い可能性もあります。

2.うるさくなる3つの原因

パソコンがうるさくなる原因は、大きく分けて3つがあります。詳しく説明するまでもないでしょう。

  1. ホコリが機器の内部にたまっている
  2. 長年の使用で部品が痛んでいる
  3. 温度が高い環境で使用している。

このうち、2と3については、状況を把握すると、対処の方法は明確です。部品が痛んでいれば、修理して部品を交換することで解決します。また、夏場には高温の場所や直射日光を避けて使用すれば、ほぼ解決するできるはずです。

問題は、機器の内部にホコリがたまっている場合。長年の使用や使っている場所の環境により、どんどん増えていきます。

パソコンを使う環境次第でうるさくなることもあるんですね。
はい。特にノートパソコンは冷却ファンが下部にあるので、環境次第でうるさくなります。

3.うるさくなったときの対処法

パソコンがうるさくなった原因を、ホコリが機器にたまっていると推定したとしましょう。どうすればいいのでしょうか。結論を先にいえば、クリーニングをすることです。ご自分でクリーニングすることを想定して、手順や方法、注意点をまとめました。

3-1.クリーニングの準備

電源ケーブルや周辺機器を取り外します。電源が入っていると、クリーニングするときに、とても危険です。必ず抜いてください。ノートパソコンの場合、バッテリーがついています。電源ケーブルを抜いていても通電してしまうので、バッテリーも取り外しましょう。あわせて、周辺機器も全部外してください。

3-2.カバーをあける

パソコンのカバーをあけて、内部がどうなっているかを確認しましょう。取り扱い説明書などを見ると、カバーの場所はわかります。デスクトップパソコンだと、横のカバーを外すタイプが一般的です。一方、ノートパソコンは、裏側にあります。ドライバーなどを使い、傷つけないように注意しながらあけてください。

3-3.スプレーでホコリを排出する

家電ショップには、空気が噴出するスプレーが売っています。強力な噴射力があるため、たまっていたホコリを効率よく排出することが可能です。

ポイントは、ファン周りを中心に入念にきれいにすること。ホコリがたまりやすく、うるさい音の原因になっている場所です。外側から見ただけではわからないホコリもあります。丹念なクリーニングを心がけてください。

  • CPUファン:パソコンの処理作業をするCPUファンは、冷却装置の中でも、最もうるさい音の原因となる場所です。ここにホコリがあると、音だけでなく動作が重くなことも。特に注意してクリーニングしてください。
  • ケースファン:デスクトップパソコンで注意すべき場所です。ケースファンというのは、ケース内部に取り付けられているファンのこと。外部から空気を取り入れ、外部に熱い空気を排出する役目があります。ケースファンとケースの間も、汚れていることが多いので、忘れずにクリーニングすることが大切です。
  • グラフィックボード:パソコンの画面映し出すための機器で、デスクトップパソコンなどについています。主な機能はグラフィックの処理。CPUと同じく熱をもちやすく、ホコリがたまりやすい場所です。

3-4.クリーニングの際の注意点

パソコンは精密機械。ですから、振動をあたえたり、傷つけたりしないように慎重な作業が必要です。カバーを取り外す際は、外したネジがなくならないようにわかりやすいところに置いておくといいでしょう。

クリーニングに掃除機を使ったという方もいますが、避けた方が賢明です。静電気が発生し、電源が入らなくなったり、基盤がショートしてしまったりする可能性があります。

また、息を吹きかけてクリーニングするのも、水分がかかる可能性が高いので危険です。クリーニングが終了したら、パソコンのカバーを元通りに戻し、元通りに配線してください。正常に動くかどうかを確認しましょう。

3-5.クリーニングでもダメなときは?

クリーニングすると、多くの場合、うるさい音は改善されるはずです。でも、確実ではありません。改善されない原因は、部品の故障です。1-2の項で紹介した冷却ファンの軸がブレてしまったときのガラガラ、カタカタ音などがあります。そのままにしておくと、ほかの部品に影響をあたえて故障してしまう可能性があるので危険です。使うのをやめて修理に出した方がいいでしょう。

冷却ファンの掃除は自分でできるんですね。
はい。掃除の仕方の動画なども公開されているので、確認してからやってみましょう。

4.不要になったパソコンの処分法

部品が壊れて修理するよりも、新しく購入した方がいいと判断する方も多いでしょう。すると、古いパソコンは処分することが必要です。法律により、処分は厳しくなっています。メーカーに処分してもらう方法がよく知られていますが、手続きに手間がかかるといった声があるのも確かです。もし、簡単に処分しようと思ったら、不用品回収業者に依頼してみるのも良いでしょう。

パソコンを処分するには手間がかかるんですね。
はい。すぐに処分したい場合は、パソコンの処分を請け負っている業者に依頼してもいいでしょう。

まとめ

パソコンの音がうるさくなったときの理由や対処法を紹介しました。うるさくなる理由で一番多いのは、冷却装置のファンの回転音です。長い間使っていると、パソコンの中にホコリが入り、音がうるさくなります。ご自分でクリーニングする方法や注意点をまとめました。うるさくなったら、クリーニングを試してみてください。上手にクリーニングすれば、末永くパソコンとつき合いうことができるはずです。

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