IHクッキングヒーターの処分方法3つ! リセールから回収業者まで

IHクッキングヒーターの処分にお困りではありませんか? オール電化の家庭で使われるIHクッキングヒーターは、メンテナンスも楽で安全なことからも普及が進んでいます。しかし、電化製品は必ず寿命を迎えるものです。故障して使えなくなったもの、買い替えのため不要になったものは、処分しなければなりません。

この記事では、IHクッキングヒーターの廃棄に関して知っておくべきこと、おすすめの処分方法などをご紹介しましょう。

  1. 「IHクッキングヒーターを捨てたい」そんなときは?
  2. IHクッキングヒーターを自分で捨てるには?
  3. IHクッキングヒーターの処分を回収業者に依頼する場合
  4. IHクッキングヒーターをリセールしよう!
  5. IHクッキングヒーターの処分に関するよくある質問

この記事を読むことで、不要になったIHクッキングヒーターを処分する方法が分かります。正しくお得に処分しましょう。

1.「IHクッキングヒーターを捨てたい」そんなときは?

IHクッキングヒーターの種類や寿命などをまとめてみました。

1-1.IHクッキングヒーターとは?

電気を熱源とした調理器具の一つです。IHと呼ばれる電磁線を使用していることから、このように呼ばれています。IHクッキングヒーターそのものが熱を発しているわけではなく、内蔵されたコイルに高周波電流を流して、調理器具の底に電気抵抗を発生させて加熱するしくみです。ガスコンロに比べて掃除がしやすいこと、火が出ないため安全性が高いことなどから、近年注目を集めています。

1-2.種類

IHクッキングヒーターは、以下の3つに分類できます。

1-2-1.卓上型

テーブルの上で気軽に使用できる卓上型は、カセットコンロのIH版と言えるタイプのものです。コンセントがあればどこでも使用できるため、据置型やビルトイン型が普及する前から販売されていました。

1-2-2.据置型

通常ガスコンロを設置するスペースに据え置くタイプのものです。魚焼きグリルが付いたタイプと付いていないタイプがあります。既存のガステーブルと置き換えるだけなので、簡単な工事で取り付けることが可能です。

1-2-3.ビルトイン型

ビルトインとは「はめ込み」を意味し、システムキッチンなどに直接はめ込むタイプのものを言います。設置には工事が必要です。

1-3.寿命

IHクッキングヒーターの寿命は10年前後と言われています。もちろん使用頻度や使い方にもよりますが、購入から10年たったころから以下のような不具合が発生しやすくなるでしょう。

  • 天板のガラス面が割れた
  • モーター音が大きくなった
  • 加熱の力が弱くなった
  • 温度調節ができなくなった
  • スイッチが入らなくなった

1-4.何ゴミになるのか?

卓上型のものであれば不燃ゴミとして捨てられる自治体がほとんどです。サイズの大きなものは粗大ゴミ扱いになる自治体もあるでしょう。ゴミの分類に関しては、自治体によって違いがあります。自治体のホームページや電話で事前に確認し、正しく捨てるようにしてください。

1-5.取り外しについて

据置型のIHクッキングヒーターであれば自分で簡単に取り外しできますが、ビルトイン型は難しいため、業者に依頼するのがおすすめです。知識がないまま行うと感電する危険もあるため、十分注意してください。

1-6.どんな処分方法があるのか?

不要になったIHクッキングヒーターの処分方法には、以下のようなものがあります。

  • 自治体の不燃ゴミや粗大ゴミとして捨てる
  • 販売店に引き取ってもらう
  • リサイクルに出す
  • 回収業者に回収してもらう

それぞれのメリットとデメリットを把握し、自分に合った方法を見つけてください。

1-7.注意点

IHクッキングヒーターは小型家電リサイクル法の対象品目となり、自治体によっては回収を行っているところもあります。この法律は小型家電の再資源化を促進するためのもので、設置されている回収ボックスに投かんすることで、リサイクルに回すことが可能です。卓上型のIHクッキングヒーターが不要になったときは、自治体が回収を受け付けていないか確認してみるとよいでしょう。

IHクッキングヒーターは不燃ゴミとして捨てられるんですね。
はい。自分で取り外せるものは、自治体に回収を依頼するのが最も簡単です。

2.IHクッキングヒーターを自分で捨てるには?

IHクッキングヒーターを自分で捨てる方法についてご紹介します。

2-1.自治体回収を利用する

自分で捨てる方法としてまず思いつくのが、自治体の回収サービスでしょう。前述したとおり、ゴミ回収のルールは自治体によって異なります。自治体によって回収できるものとできないものがあるため、必ず事前に確認しておきましょう。粗大ゴミとして捨てる場合は、電話やインターネットで申し込みが必要です。回収料金や日時・回収場所を確認し、コンビニか郵便局で粗大ゴミ処理券を購入してください。IHクッキングヒーターに処理券を貼り付け、指定の日時に回収場所に置いておくと回収してもらえます。自治体回収を利用するメリットは、何と言っても安心感でしょう。その分、申し込みや処理券購入などに手間がかかるというデメリットもあります。

2-2.メーカーや販売店の回収・下取りを利用する

メーカーや販売店によっては、不要になったIHクッキングヒーターを引き取ってくれるところもあります。新規購入を条件に下取りしてくれる可能性もあるため、確認してみてください。ただし、回収や下取りを行っていないところもあります。事前に電話などで問い合わせて確認してから、持ち込んでみるとよいでしょう。

2-3.注意点

IHクッキングヒーターが壊れている場合や古いものである場合は、下取りしてもらえない可能性が高いでしょう。条件が限られているケースもありますので、必ず事前に確認しておいてください。

メーカーに回収を依頼できる方法もあるんですね。
はい。ビルトインコンロの場合は、取り付け業者経由でメーカーに回収してもらえることもあります。

3.IHクッキングヒーターの処分を回収業者に依頼する場合

回収業者に依頼する方法や注意点などをまとめてみました。

3-1.メリットとデメリット

一般家庭から生じる不用品を回収している業者に依頼すると、手軽にIHクッキングヒーターを処分できます。自宅まで回収に来てもらえるため、自分で運ぶ必要がないのです。また、ほかにも処分したいものがあればまとめて依頼できます。買い取りも同時に行っている業者であれば、状態のよいものは買い取り、悪いものは回収という形で引き取ってもらえるでしょう。ただし、業者選びには注意が必要です。中には悪質な営業をしている業者もあるため、トラブルを避けるためにも慎重に業者を選んでください。

3-2.回収方法

回収方法は「店頭持ち込み」や「宅配回収」などがありますが、おすすめしたいのは「出張回収」です。希望の日時を指定すると自宅まで回収に来てくれるため、自分で重たい思いをして不用品を運ぶ必要はありません。処分したい不用品が大量にある場合、大型のものである場合などは、大変おすすめです。

3-3.手数料について

回収にかかる料金については、業者によって異なります。同じIHクッキングヒーターでも業者によっては全く違う料金がかかる場合もあるのです。できれば、事前に複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較してみてください。そうすることで、相場を知ることにもつながります。

3-4.業者の選び方

不用品回収業者は全国にたくさんあります。信頼できる良心的な業者を選ぶために、以下のポイントを参考にしてください。

  • 一般廃棄物収集運搬業の許可を得ている
  • 実績が豊富である
  • スタッフの対応が丁寧で親切である
  • 無料見積もりを受け付けている
  • 見積書の内容が明確である

3-5.注意点

営業に必要な許可を持たない違法業者も存在しています。そのような業者を利用すると、料金トラブルに巻き込まれる可能性があるでしょう。「見積書と違う料金を請求された」「高額な追加料金が発生した」という例も少なくありません。以下のような業者は悪徳業者である可能性があるため、選ばないようにしましょう。

  • 事務所の所在地を明記していない
  • 電話番号が携帯電話の番号である
  • 制服やトラックに会社名やロゴが入っていない
  • 領収書の発行をしぶる
不用品回収業者に依頼する方法もあるんですね。
はい。できるだけ早くIHクッキングヒーターを処分したい場合は依頼しましょう。

4.IHクッキングヒーターをリセールしよう!

まだ使える状態のものはリセールする方法も検討しましょう。

4-1.リセールは可能か?

IHクッキングヒーターは年々普及がすすんでいることから、中古市場でも需要が高くなっています。そのため、まだ使える状態であればリセールすることがおすすめです。

4-2.買い取りできるものとは?

基本的に、動作に問題がなく状態がきれいなものであれば買い取りは可能でしょう。特に、パナソニックや日立など有名メーカーのIHクッキングヒーターは中古市場でも需要が高いため、高額で買い取りしてもらえる可能性があります。「壊れていないので捨てるのはもったいない」というIHクッキングヒーターは、リセールすることを検討してみましょう。

4-3.高額査定のポイント

高額査定のポイントは以下のとおりです。

  • きれいに掃除して状態がよい
  • 付属品がすべてそろっている
  • 購入からの年数が短い
  • 人気メーカーのものである
  • 使用感が少ない

上記のようなIHクッキングヒーターだと、高額査定がつく可能性が高いと考えられます。

4-4.リセールの方法

リセールする方法としては、以下のようなものがあります。

4-4-1.リサイクルショップ

近所にリサイクルショップがある場合は、持ち込んでみるとよいでしょう。その場で査定して現金化が可能なため、処分を急いでいる人、すぐにお金が欲しい人にはおすすめです。ただし、買い取り価格は期待できません。数百円にしかならない場合も多いため、高く売れるとは思わない方がよいでしょう。また、状態によっては買い取り不可になることもあります。そうなると再び持ち帰らなければならないということを覚えておきましょう。

4-4-2.ネットオークション

インターネットオークションを使ってIHクッキングヒーターを売る方法もあります。利用の流れはサイトによって異なるため、初心者はできるだけ使いやすいサイトを選ぶようにしましょう。最近はネットオークションの利用者も増えてきているため、買い手が見つかる可能性は十分にあります。うまくいけば自分の希望価格で売れることもあるでしょう。ただし、買い手が見つかるまでは手元に置いておかなければならないため、処分を急いでいる人には不向きです。

4-4-3.不用品回収業者

不用品回収業者の中には、買い取りも同時に行っている業者があります。そのような業者に依頼すれば、状態のよいものは買い取りしてもらえるのです。どちらにしても処分できるという点が最大のメリットでしょう。また、ほかにも処分したいものがあればまとめて依頼できます。ただし、実際にその業者を利用した人の口コミなども参考にして、慎重に業者選びを行ってください。

4-5.注意点

悪徳業者を利用すると、回収を依頼した不用品を不法投棄されてしまう可能性もあります。IHクッキングヒーターは小型家電に該当し、再資源化が推奨されているものです。不法投棄されてしまっては意味がありません。そのようなことをする業者も存在するということを忘れないでください。

まだ新しいIHクッキングヒーターはリセールできる可能性があるんですね。
はい。事情があってまだ新しいIHクッキングヒーターが不要になった場合はリサイクルショップなどに査定してもらいましょう。

5.IHクッキングヒーターの処分に関するよくある質問

「IHクッキングヒーターの処分について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめてみました。

5-1.IHクッキングヒーターの調子が悪いのですが、自分で修理できますか?

A.高電圧部品を内蔵しているため、自分で分解すると大変危険です。不具合がある場合は、修理に出すか買い替えを検討した方がよいでしょう。

5-2.IHクッキングヒーターはどのように掃除すればよいですか?

A.基本的には、電源を切って熱が冷めたら、硬く絞ったふきんで拭き取る程度で問題ありません。油汚れがひどいときは、アルカリ性の洗剤を薄めたものを使って拭き取りましょう。

5-3.IHクッキングヒーターの電気代を節約するにはどうしたらよいですか?

A.使用する電気料金プランと調理をする時間帯によってエネルギーコストが大きく変わります。家庭の生活スタイルに見合った電気料金プランを選択することで、月々の電気代を節約できるでしょう。

5-4.早急にIHクッキングヒーターを処分したいのですが、どうすればよいですか?

A.不用品の回収を行っている「ダストネット東京」では、即日対応も可能です。処分を急いでいる人はぜひお問い合わせください。

5-5.不用品回収業者とのトラブルはどこに相談すればよいですか?

A.国民生活センターに相談窓口があります。事態の悪化を防ぐために、早めに相談しましょう。

まとめ

IHクッキングヒーターの処分方法について詳しくご紹介しました。火を使わない調理器具として重宝するIHクッキングヒーター。大変便利なものですが、使わなくなったときはその処分方法を考えなければなりません。状態によっても最適な処分方法は変わってくるため、ぜひこの記事を参考にして考えてみてください。

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