不用品回収で起こりやすいトラブル・回避法・相談先を詳しくご紹介

不用品回収業者に関するトラブルは増加傾向にあります。料金トラブルや不法投棄だけでなく、さまざまな問題が起きているのが現状です。とはいえ、どのようにトラブルから身を守ればいいのか、トラブルに遭った場合の対処法など、分からない点も多いでしょう。

そこで、本記事では、不用品回収業者に多いトラブル事例や善良な業者の見極め方などをご紹介します。

  1. 不用品回収業者によるトラブルについて
  2. 不用品回収業者のトラブル事例
  3. 不用品回収業者の見極め方
  4. 不用品回収業者とのトラブルを避ける方法
  5. トラブルに遭った場合の対処法
  6. 不用品回収業者のトラブルでよくある質問

不用品回収業者とのトラブルで、怖い思いをするケースもあります。不快な思いをしないためにも、業者の見分け方やトラブル回避法などを覚えておきましょう。

1.不用品回収業者によるトラブルについて

不用品回収業者のトラブルはどのくらい起きているのでしょうか? 件数などをご紹介します。

1-1.年々増加している

不用品回収業者とのトラブルは年々増加しており、独立行政法人国民生活センターが発表した相談件数に関するデータによると、2002年度は141件で、2007年度は220件になっています。あくまで相談件数であり、被害に遭っても泣き寝入りしてしまうケースもあるのです。

1-2.高齢者が被害に遭うケースが目立つ

近年は少子高齢化社会になり、独居の高齢者が被害に遭うケースが目立ちます。相談する相手がいない・判断能力の低下・強引な勧誘などにより、高齢者が被害に遭うきっかけになっているのです。

2.不用品回収業者のトラブル事例

不用品回収業者のトラブル事例をご紹介します。

2-1.ぼったくられた

無料で回収と強調していたのに、実際に荷物を積んだ後、お金をぼったくられたという被害が多発しています。異議申し立てをしても、業者の高圧的な態度に恐怖を感じて断れず、言われるまま料金を支払ってしまうケースです。

2-2.見積金額より高い料金を請求された

利用前に見積金額を出してもらっていたのに、追加料金や出張費用などを加算され、法外な料金を請求されたという事例も起きています。見積もりは細かなところまで熟読し、トラブルを未然に回避することが大切です。

2-3.無料見積もり後はキャンセル料がかかると言われた

無料見積もりと銘打っているにもかかわらず、断る場合はキャンセル料がかかると言われてしまう事例もあります。他社と比較する時間を与えないようにする、悪徳業者の手法です。

2-4.回収後に不法投棄された

不用品回収業者が回収後、きちんとリサイクルや処分などを行わず、不法投棄してしまう事例も増えています。不法投棄は、ゴミの排出者が罪に問われることもあるため、悪徳業者には警戒が必要です。

2-5.強引に必要なものまで回収された

粗大ゴミの回収を依頼したら、必要なものまで強引に回収されたという事例もあります。回収するまで居座る・威圧的な態度を取るなど、利用者が引き渡さざるを得ない状態に追い込むという悪質な手法です。

3.不用品回収業者の見極め方

不用品回収業者は、どのような点に注意して見極めればいいのでしょうか? 業者選びのポイントをご紹介します。

3-1.地域で長く営業している

きちんと事業所を構え、地域で長く営業している業者を選びましょう。長く営業しているということは、地域での評判がいい証拠です。業者のホームページにある会社概要などを確認してみましょう。

3-2.見積書に内訳をしっかり明記している

見積書は大まかな金額だけでなく、内訳をしっかり明記している業者が安心です。細かく書いてもらえれば、追加料金の発生などがないことが分かります。

3-3.対応が迅速で丁寧

電話や見積もりでの対応が迅速で丁寧な業者は、きめ細やかなサービスが行き届いています。メールでの問い合わせにも、素早く返信してくれると安心感を抱くことができるでしょう。

4.不用品回収業者とのトラブルを避ける方法

不用品回収業者とのトラブルを防ぐ方法をご紹介します。

4-1.廃品回収車は利用しない

「こちらは廃品回収車です」と巡回する業者は利用しないでください。事業所を構えず、トラックだけで営業しており、責任の所在がはっきりしないのです。廃品回収車による不法投棄や料金トラブルが後を絶たず、泣き寝入りする人も多いでしょう。

4-2.一般産業収集運搬業または産業廃棄物収集運搬業の許可番号を取得している

家庭から排出される不用品の回収を行うためには、一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。一方、事業系ゴミの回収に必要な産業廃棄物収集運搬業の資格は、比較的簡単に取得できるため、不法投棄などのトラブルも多くなっています。利用者は一般廃棄物収集運搬業と産業廃棄物収集運搬業の違いをしっかり理解できておらず、騙(だま)されてしまうケースが起きているのです。家庭の不用品を回収してもらう場合は、必ず、一般廃棄物収集運搬業の許可番号が付与されている業者を選びましょう。

4-3.無料回収のチラシなどを信じない

無料回収のチラシがポストに投函(とうかん)されていても、安易に信じるのはやめましょう。無料と思って依頼しても、法外な料金請求がなされる可能性があります。不用品回収業者は、ネットや口コミを参考に自分で探しましょう。

4-4.見積書は熟読する

見積書には、業者の作業に対する姿勢やサービス内容が反映されています。しっかり内容を熟読し、不明点があれば、利用前に問い合わせをしましょう。

5.トラブルに遭った場合の対処法

不用品回収業者を利用してトラブルに遭った場合、どうすればいいのでしょうか? 具体的な対処法をご紹介します。

5-1.消費者ホットラインへ相談する

不用品回収業者に関するトラブルは、消費者ホットラインへ相談しましょう。消費者ホットラインは、独立行政法人国民生活センターが設置しています。「188」へ電話をかけるだけで、近隣の相談窓口へつながり、公正な立場でトラブルを処理してくれるのです。消費者ホットラインの詳細は、消費者庁のホームページを確認してください。

5-2.身の危険を感じたら警察へ連絡する

身の危険を感じたら、迷わず警察へ連絡しましょう。高圧的な態度や脅迫めいた言葉だけでなく、居座り行為も同様です。居座り行為は、不法侵入にあたります。強引に回収される前に、すぐ通報してください。

5-3.高額請求などの場合は法律の専門家に相談する方法もある

高額請求などがあった場合、弁護士など法律の専門家へ相談する方法も考えてみましょう。不用品回収のトラブルに詳しい弁護士がおすすめです。費用はかかりますが、代金返還請求訴訟などの相談にも応じてくれます。

6.不用品回収業者のトラブルでよくある質問

不用品回収業者のトラブルに関する質問を集めました。

Q.無料と銘打っていたのに料金を騙し取る業者は、どのような名目で請求してくるのか?
A.業者によって手口はさまざまです。基本料金・積み込み費用は別途かかるなどの名目で、回収後に高額請求をしてきます。悪徳業者は人によって手口を変える傾向があるため、かかわらないようにすることが大切です。

Q.業者の連絡先が携帯電話だけの場合はどうすべきか?
A.携帯電話だけの場合は、事業所を構えていない可能性があるため、利用は避けたほうが安心です。フリーダイヤルなどを設けている良心的な業者を選びましょう。

Q.見積金額を口頭で伝えられるだけではいけないのか?
A.口約束だけではいけません。必ず、書面に残してもらうようにしてください。メールに添付された書類でも構いません。トラブルになった際、証拠となるものを残しておくことが大切です。

Q.お金を騙し取るなど以外に、どのような被害があるのか?
A.個人情報の漏えいなどがあります。パソコンや携帯電話などデータを保存した電子機器は注意が必要です。個人情報が、不法投棄によって第三者に悪用される場合もあれば、業者が抜き取る場合もあります。個人情報保護を大切にし、プライバシーマークを取得した業者へ依頼しましょう。

Q.古物商の許可を持っていても、不用品回収はできないのか?
A.できません。古物商は、買取をして再販する業者が取得する許可です。公安委員会が許可を出しますが、申請窓口は警察署になります。不用品を回収して処分する業者は、一般廃棄物収集運搬業の許可を得ることが必要です。

まとめ

不用品回収業者に関するトラブルは、年々増加傾向です。高齢者が狙われやすく、相談先が分からずに泣き寝入りしてしまうケースもあるでしょう。相談先と併せ、トラブルを避けるためのポイントを知っておくことが大切です。

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