
潮来市の粗大ゴミの捨て方と注意点~不用品回収業者の依頼ポイント~
潮来市(いたこし)は、茨城県の南東部に位置する市です。霞ヶ浦・北浦・常陸利根川などに面した水郷で有名な都市で、自然豊かな土地柄でもあります。そんな潮来市で粗大ゴミを出す場合は、きちんとその土地の地域のルールに従って処分しなければなりません。なぜなら、地域によってゴミの分類が異なり、事前の申し込みが必要などのルールがあるからです。豊かな自然を守るためにも、きちんと処分ルールを把握しておかなければなりません。
そこで、本記事では、潮来市で粗大ゴミを出す方法とポイントを説明します。
この記事を読むことで、潮来市の粗大ゴミの正しい捨て方が分かります。ゴミを捨てたい方や処分方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.潮来市の粗大ゴミの出し方
まずは、潮来市の粗大ゴミの出し方と注意点を把握しておきましょう。
1-1.潮来市のゴミの分別方法
潮来市では、燃やせるゴミ・燃やせないゴミ・有害ゴミ・資源ゴミ・粗大ゴミに分かれています。以下に、どんなゴミがそれぞれの分類に当てはまるのかピックアップしてみました。また、地区によって収集日が異なるので、事前に自治体のホームページで確認しておきましょう。
- 燃やせるゴミ:革製品・運動靴・木くず・台所ゴミ・紙くずなど
- 燃やせないゴミ:金属・食器・小型の電化製品など
- 有害ゴミ:蛍光灯・乾電池など
- 資源ゴミ:かん・びん・ペットボトル・プラスチック・ビニール類・紙類・布類など
- 粗大ゴミ:タンス・自転車・ふとん・カーペット・デスク・掃除機・扇風機など
1-2.粗大ゴミとは?
自治体によって粗大ゴミの定義が異なりますが、1辺30cm以上のものを「粗大ゴミ」としているところがほとんどです。一般的な粗大ゴミといえば、電気・ガス・石油器具、家具、寝具、自転車などがあります。潮来市では、以下のようなものが粗大ゴミに分類されているのです。
- タンス
- 扇風機
- 自転車
- 電子レンジ
- オーブン
- ふとん
- カーペット
- つくえ
- ストーブ・ヒーター
- 掃除機
- ラジカセ
- ポリタンク
1-3.粗大ゴミの出し方
潮来市では、直接自己搬入するか、電話予約による戸別回収のどちらかになります。自己搬入をすると無料になる自治体がありますが、潮来市の場合はどの方法でも有料となるので注意してください。
自己搬入の場合は、クリーンセンター(住所:潮来市島須1255)へ持ち込みます。月曜日から土曜日の9:00~16:00までの時間帯でゴミの受け入れが可能です(年始年末をのぞく)。処理には、家庭ゴミが1キログラムあたり10円、事業ゴミが1キログラムあたり20円かかります。
戸別回収の場合は、事前に電話で申し込みをしなければなりません。申し込み日時・回収日などの詳細は以下のとおりです。
戸別回収の申し込み方法
- 申し込み先:(社)潮来市シルバー人材センター(TEL:0299-63-1213)
- 申し込み日時:毎週月曜日9:00~15:00(祝日の場合は翌日)
- 回収日:毎週水曜日と土曜日の週2回
- 料金:大500円、中300円、小100円
申し込みの日時が限定されているので、持ち運ぶ前にしっかり確認してください。
1-4.回収できないものは?
家電リサイクル法に指定されている家電4品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)の回収は行っていません。基本的に、小売業者等へ引き渡す方法で処分することになります。また、有害性・危険性・引火性のあるもの、処理が難しく困難で処理施設の機能に支障が生ずるものは回収できません。レアメタルなどの貴重な資源が含まれているパソコンも回収不可となるので注意してください。回収できないものに関しては、潮来市のホームページに記載されています。
1-5.注意点
潮来市で処分する場合は、事前の申し込みとほかに「粗大ゴミ処理券」を購入する必要があります。粗大ゴミ処理券は潮来市シルバー人材センターで購入するか、回収の際に購入可能です。回収時に購入を希望する方は、電話予約の際に詳細を尋ねてください。シールを粗大ゴミに貼って出さなければ回収してもらないので注意が必要です。粗大ゴミかどうか判断できないときは、自治体に相談しましょう。
2.潮来市の自治体以外のゴミの出し方
自治体で処分する以外に、リサイクルショップ・回収業者・そのほかの方法があります。それぞれの具体的な方法と注意点をチェックしておきましょう。
2-1.リサイクルショップ
粗大ゴミの中には、未使用のものや正常に稼働できるものがあるでしょう。そんなときは、リサイクルショップの買い取りを利用してください。故障していないもの・目立つキズや汚れがついていないものなら、買い取ってくれる可能性があります。買い取り可能になれば、処分費用をかけずに処分が可能です。近場に店舗があれば、直接持ち込んでみてはいかがでしょうか。
2-2.回収業者
大量の不用品を処分したい・捨て方が分からない・処分をする時間がないという方は、回収業者への依頼をおすすめします。回収業者のほとんどは、直接自宅にやってきて回収してくれるので、処分する手間と時間が省けるのです。また、中には回収だけでなく買い取りを行っているところもあります。回収と買い取りが同時にできれば、たとえ買い取り不可になってもそのまま処分が可能です。
2-3.そのほか
ほかの方法としては、欲しがっている人に譲る・ネットオークションを利用する方法があります。周囲に必要としている人がいないか探してみるとよいでしょう。また、登録で利用できるネットオークションを活用して売るのも選択肢の1つです。買い手が見つかれば、すぐに手放すことができます。
2-4.注意点
すべての粗大ゴミが、必ずしも買い取り対象になるわけではありません。たとえ、買い取り可能になったとしても、希望額よりも低い買値になる可能性があります。また、業者の中には、回収後に追加料金を請求したり、不法投棄をしたりする悪徳業者もあるので注意が必要です。
3.潮来市の不用品回収業者の紹介
潮来市を含めた地域でサービスを展開している不用品回収業者をいくつか紹介します。
3-1.萩谷商店
住所:茨城県鉾田市子生4
茨城県を中心に遺品整理・ゴミ屋敷の片付け・不用品と粗大ゴミの処分などを行っています。リサイクル業者ならではのルートを使用するため、買い取り対象品が幅広いのが特徴です。
3-2.アースプランニング
住所:千葉県八街市八街ほ953-7
遺品整理・不用品の処分などを行っている業者です。千葉県はもちろんのこと、茨城県の潮来市も対象エリアに含まれているので、サービスの利用ができます。
3-3.かたづけ110番 株式会社彩生
住所:茨城県行方市麻生96-4
潮来市の隣にある行方市に構える不用品処分・片付け業者です。トラックを所有しているため、大量の不用品でも回収してもらえるでしょう。
4.潮来市の粗大ゴミの処分に関してよくある質問
潮来市の粗大ゴミの処分に関してよくある質問を6つピックアップしてみました。
Q.大量の粗大ゴミを処分する場合はどうすべきか?
A.粗大ゴミが大量にある場合は、排出者の責任で処理しなければなりません。ゴミ捨て場に持って行くと、ほかの方の迷惑になり近隣トラブルに発展する可能性があります。潮来市の場合は、クリーンセンターへ直接搬入するか、市許可業者と契約しての処理をおすすめしているのです。
Q.家電リサイクル法の対象品目はどう処分したらいいの?
A.家電リサイクル法の対象となっているテレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機は、処分方法が決まっています。購入した販売店で引き取ってもらう・指定引き取り場所へ自己搬入する・指定許可業者に依頼する3通りです。新しいものに買い替える場合は、販売店で引き取ってもらうとよいでしょう。粗大ゴミ以外にも処分したいものが大量にあれば、自己搬入が困難なので回収業者への依頼がおすすめです。不用品の量と大きさ、そのときの状況で処分方法を選択してください。
Q.ネットオークションは利用しないほうがいいの?
A.「商品を送った後にケチをつけられた」「商品を送っても入金されない」というトラブルが相次いでいます。トラブルを避けるためには、ネットオークションを利用しないほうがよいでしょう。また、ネットオークションで買い手がついても、自分で梱包(こんぽう)して送らなければなりません。なにかと手間と時間がかかるのがネットオークションの難点でもあります。
Q.事業系のゴミって何? 処分方法は?
A.商店・事務所・工場・飲食店などで排出されたゴミが事業系ゴミとなります。産業廃棄物ともいわれており、これらは原則として排出者の責任で処理しなければなりません。事業系ゴミは、自治体で処分できないのが基本です。事業系ゴミの回収を行っている業者に依頼するとよいでしょう。
Q.どんなものが買い取り対象になるの?
A.一般的に、新品状態に近いもの・目立つキズや汚れがついていないものなどが買い取り対象となります。また、人気のある家電やブランドも買い取ってもらえる可能性が高くなるでしょう。家電の中でも、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなど生活に必要な白物家電は人気があります。買い取ってもらえるか分からない場合は、査定を依頼するとよいですよ。
Q.業者選びのポイントが知りたい
A.業者スタッフの対応・サービス内容・料金システムの明確さに注目するとよいでしょう。また、見積書が細部まで記載されているか確認してください。見積書の内容があまい業者は、悪徳業者の可能性があるので要注意です。そして、古物商・産業廃棄物収集運搬など、きちんと許可を取得しているかもチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたか? 潮来市で粗大ゴミを捨てる場合は、直接クリーンセンターに持ち運ぶか、戸別回収のどちらかになります。簡単に持ち運べる程度のものであれば、どちらの方法でも気軽に処分できるかもしれません。しかし、大きく重い粗大ゴミの場合は、運搬が困難です。そんなときは、回収業者に処分を依頼するとよいでしょう。