デジタル遺品。あなたはパソコンを残して死ねますか?

1.デジタル遺品とは

デジタル遺品とは、パソコンやスマートフォンの中に保存されている電子データやインターネットなどの登録情報のことです。具体的には、以下のようなものがあります。

  • 写真や映像・文章など:パソコンに保存していたり、外付けのハードディスクに保存したりしている人は多いと思います。
  • インターネットバンキングや株券:この20年ほどでパソコンが急速に普及し、銀行や株式の取り引きがデジタル化されています。
  • ブログやSNSの記録:ブログを開設されている方は多いと思います。Twitter やFacebookに登録されている方も、少なくないでしょう。
  • 有料サイト:有料サービスの利用です。利用料がかかっています。
  • ゲームのアカウント:気軽に楽しんでいる方も多いでしょう。

2.デジタル遺品をめぐる諸問題

デジタル時代の中で、さまざまな問題がクローズアップされています。特に、残されたご遺族がパソコンに詳しくないと、たとえどんなに重要なデータが詰まっていても、どうすることもできないでしょう。何も知らされていないと、なおさらです。どんな問題があるのでしょうか。

2-1.パソコンにログインできない

ご遺族が故人のパソコンを見たいと思っても、パスワードを知らないと、そもそもログインさえできません。使っている方が亡くなってしまえば、どこに何があるのかわからなくなり、まったくのお手上げです。実は、簡単なパスワードであれば、解析ソフトを使って簡単にわかるようですが、高齢者となると、それも困難でしょう。

2-2.パソコンに資産が残されている可能性も!

ご遺族は知らなくても、故人がネット銀行や電子証券などで資産を形成している場合もあるでしょう。故人がせっかく残してくれた遺産が、知らないばかりにそのまま眠ってしまう可能性があります。たとえ知っていても、パスワードがわからなければ、口座を開くことさえ不可能です。
あるいは、遺産分配を終わったあとに発見されたりすると、争いごとに発展する可能性だってあります。さらに、FX取引などで損をしていた場合には、借金になりますから、逆の意味で問題です。

2-3.見られたくないデータもある

ログインできたとすると、今度は新たな問題が生じます。パソコン内にあるデータは、故人とご遺族の楽しい思い出の品ばかりとは限りません。中には、故人としては秘密にして見られたくないデータもあるでしょう。でも、パソコンは動産ですから、亡くなった場合、所有権はあくまでも相続人です。「見るな」といっても法的にはムリですし、何より、ご本人が亡くなっているのだから、どうしようもありません。尊厳の問題です。

2-4.データが悪用される恐れも

怖いのは、残されたデータなどが流出し悪用されることです。ブログやSNSのアカウントも、そのままにしておくと、悪意をもった第三者に利用されかねません。個人情報の流出を防ぎ、故人の名誉や尊厳を守るためにも、適切な処理や整理が大切です。ご遺族がパソコンに詳しくなくて、そのまま処分するような場合には、ハードディスクを取り出され、個人情報が流出する危険もあります。

みんなの評価 
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (まだ評価されていません)
Loading...
※5段階の簡単評価です。★を選択することで誰でも簡単に評価できます。
365日年中無休不用品の片付け・整理がどこよりも安い!