店舗やテナントの原状回復とは?トラブルを防ぐ原状回復のポイント

2.原状回復についてよくあるトラブル

2‐1.原状回復の工事をする時間帯

オフィス・店舗の原状回復においてよくあるトラブルは「工事をする時間帯」です。
オフィスや店舗の工事をする時間帯は決まっています。
自由に工事時間を決めることはできません。
日中はほかの店舗の邪魔になるため、夜間工事になるでしょう。
けれども、夜間工事は日中よりも割高になります。
結果、ビルオーナーが高い工事費用を請求をしてきたとトラブルになることが多いのです。
原状回復に関係する金銭トラブルは住宅用賃貸でも最も多いトラブル例になっています。
原状回復にいくらお金が必要になるのか、しっかり話し合っておかなければなりません。
あくまで相場ですが、坪単価(2~5万円)×オフィス面積が費用になるでしょう。
また、敷金が返ってくると思っていたのに1円も返ってこなかったというトラブルもありがちです。

2‐2.蛍光灯やエアコンなど備品

オフィスや店舗には、蛍光灯やエアコンなどもとから入っていた備品があります。
退去時はもちろん備品を新しいものに取り換えなければなりません。
しかし、新品に取り換えたのにもかかわらずビルオーナーから新品にするように指示があった、備品を新品に換えるためのお金が欲しいという請求でトラブルが多発しています。
新品かどうかは、人の価値観にもよるでしょう。
誰から見ても新しいものだとわかるようにキレイに掃除することは大切です。
誰から見ても新品なのにビルオーナーから要求があったときは話し合ってください。
話し合うときはできるだけやわらかく対応することが大切です。
うえから目線や責めるように話し合いをしては、さらに火種が大きくなってしまいます。

3.原状回復にかかる費用と注意点

3‐1.原状回復にかかる費用

先述したとおり、原状回復にかかる費用は「坪単価(2万~5万円)×オフィスの面積」になるでしょう。
原状回復の範囲によっても異なるため、まずは、ビルオーナーと話し合ってください。基本的に借りたときと同じ状態に戻します。
オフィス・店舗全体の掃除にかかる費用は借り主持ちです。
ホコリや汚れは隅々までキレイに掃除しましょう。
また、故意についた傷や壁紙のはがれも原状回復の義務に入ります。
原状回復の工事が必要な場合、見積もりを詳しく確認してください。
もし、ビルオーナーが請求してきたときは見積書を見ながらオーナーと確認し合いましょう。
不明点や疑問点があれば、すぐに尋ねることが大切です。
トラブルに発展しないよう気をつけて対応してくださいね。

3‐2.オフィス・店舗の原状回復における注意点

入居テナントがわとビルオーナーがわのトラブルを防ぐため、押さえておくべき注意点が3つあります。
まず1つ目は「入居時の状態を把握すること」です。
入居時の状態がうろ覚えだと、ビルオーナーとの間でくいちがいが起こります。
入居時には状態を写真で残す、契約書を大切に保管するなど忘れないように気をつけることが大切でしょう。
そして、2つ目は「契約内容に疑問を残さないこと」です。
つい、トラブルになりたくない気持ちからビルオーナーに遠慮をしてしまいます。
気持ちはわかりますが、疑問点を残していてはいずれトラブルの原因になるでしょう。疑問を持ったときにすぐ尋ねて解決してください。
最後の3つ目は「ビルオーナーと認識を共有すること」です。
ほとんどのトラブルはビルオーナーとの相違点から起こっています。
事前にビルオーナーと認識を共有しておけばトラブルになる心配はないです。

4.まとめ

原状回復のガイドライン・義務、原状回復についてよくあるトラブル、原状回復にかかる費用と注意点について説明しました。いかがでしたでしょうか。
入居テナントがわにおいて、原状回復は大切な義務です。
しかし、原状回復のガイドラインは住居用賃貸向けに記載しています。
オフィス・店舗のような事業用賃貸とは異なることをあらかじめ把握しておかなければなりません。
そして、ビルオーナーがわとの認識を共有することがトラブル回避になります。
トラブルが起きたときは、きちんと話し合うことが大切ですよ。
原状回復の基本的な考え方や注意点を理解したうえで、上手に原状回復をすすめていきましょう。

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