空き家に残された荷物を処分したい。依頼できる業者などはあるの?

2.空き家の片付けはなぜ難しいのか?

空き家に荷物が残るという場合は、持ち主が亡くなってしまったというケースが多いのです。今は、年老いた親と子どもが別々の場所で暮らしているお宅も多いでしょう。その場合、親が亡くなってしまうと家電から持ちものまで一式が遺品として残されます。どんな小さな家でも残される家財はたくさんあるのです。引っ越しを経験したことのある方ならお分かりだと思います。

また、親の家と空き家を受け継いで管理している方が離れて住んでいる場合は、片付けに通うのも大変です。さらに、今は自治体のゴミ出しのルールも厳しくなっています。特に、テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコン、パソコンなどの家電は家電リサイクル法やPCリサイクル法によって自治体では回収できません。そのため、つい放置期間が長くなってしまうのです。また、ものは置いてあるだけで劣化していきます。そのため、時間がたつほど片付けが大変になるでしょう。

3.空き家を片付ける時期はいつが最適?

荷物が残せる空き家の場合は、持ち家であることが大半です。ですから、「のんびり少しずつ片付ければいいや」と思うかもしれません。しかし、前述したようにものは長く保管しているほど劣化します。また、残された荷物の中に財産的な価値があるものがあった場合は、相続を巡って争いが起こることもあるでしょう。さらに、家は自分のものだけれど借地だったという場合は、土地の持ち主が返還を求めてくることもあります。ですから、空き家になってから半年以内に荷物をすべて片付けてしまいましょう。そうすれば、相続にかかわるものが見つかった場合も、対処できます。

4.空き家の荷物を処分する方法とは?

では、空き家の荷物を効率的に処分するにはどうしたらよいのでしょうか? この項では、やり方の一例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

4-1.自分たちで片付けを行う場合

自分たちで空き家の片付けを行う場合は、できるだけ人手を集めましょう。特に、車が運転できて重い荷物を運べる男性が多いほどよいです。空き家を片付ける日の前に、自治体のゴミ処分場に持ちこみの許可を得ます。ほとんどの自治体は、ゴミ処理場への持ちこみを有料で認めているのです。遠方の空き家の場合は「ゴミの日に少しずつ不用品を出す」ということはできません。それと同時に、家電量販店などに家電リサイクル法対象の家電を引き取りに来てもらう予約を入れましょう。どんな小さなものでも、家電リサイクル法の対象になっている家電はゴミ捨て場に捨てられません。

準備が整ったら、玄関から順番に不用品を仕分けしていきましょう。取っておきたいものはまとめて段ボールに入れて後で仕分けします。袋がいっぱいになったら車に積んで処分場に運びましょう。これをくりかえせば片付きます。費用は安く上がりますが、手間はかかる方法です。

4-2.業者に依頼する場合

今は、家の中の不用品を片付けて回収してくれるサービスを行っている業者も多いです。便利屋、清掃業者、不用品回収業者と職種はさまざまですが、空き家の片付けは不用品回収業者がおすすめ。清掃業者や便利屋は不用品を回収してくれないところもあります。

また、不用品回収業者の中には、まだ使える家電を買い取ってくれるところもあるのです。ですから、まだ新しいけれど不要になった家電があるという場合は、買い取りを依頼してみましょう。回収費用が安くすむかもしれません。家一軒分の不用品を片付けて回収してもらうのですから、それなりの費用はかかります。

しかし、短期間で効率的に行ってくれるので、人手が集まらない場合や時間がない場合は重宝するでしょう。さらに、家電リサイクル法の対象家電も有料で引き取ってくれるので、個別に業者へ依頼する必要もありません。また、「これは残しておいて」というものは残しておいてくれます。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は空き家に残された荷物の処分法についてご紹介しました。親の家を片付ける方法を書いた本が売れ続けているそうですから、荷物の処分に困っている方はたくさんいるでしょう。特に、今の70代~80代の方は「ものがない時代」を経験しています。さらに、ものがたくさんあることが豊かさの象徴だった時代も経験しているのです。ですから、狭い家であってもたくさんのものが残されている場合が多いでしょう。

また、高齢者の中には「私は使わないけれど、子どもや孫に使ってほしい」とものを捨てない方もたくさんいます。しかし、素人が保管したものはどれほど大切にしていても劣化が早いのです。したがって、残していたものはすべてゴミになってしまうことが大半でしょう。ですから、仕事をリタイヤし第二の人生をスタートさせようと思ったら、まずは家の中を整理してみてください。そうすれば、空き家の荷物の整理に子や孫をわずらわせることもありません。

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