引っ越しの準備でお悩みの方必見!引っ越し準備のコツ8つのポイント

引っ越しは準備がとても大変…と、お悩みの方は少なくありません。荷造りだけではなく、さまざまな手続きも同時進行しなければならないので、仕事や家事の合間をぬって計画的に進める必要があります。けれども、段取りを組んでひとつひとつ進めるコツさえ知っておけばスムーズに終えることもできるのです。

そこで、引っ越しの準備で気が重くなっている人に向けて、引っ越しに関しての準備・手続き・やるべきことなどをご紹介しましょう。

  1. 引っ越しの準備について
  2. 引っ越し準備~1か月前までの手続き~
  3. 引っ越し準備~1か月前から2週間前までの準備~
  4. 引っ越し準備~1週間前までにしておく各種手続き~
  5. 引っ越し準備~当日にやるべきこと~
  6. 引っ越し後のチェックリスト
  7. 引っ越し準備のワンポイントアドバイス
  8. よくある質問

これらの記事を読むことによって、引っ越しで必要な準備や手続きがおわかりいただけるでしょう。自分に合ったスケジュールを組んで、無駄なく進めてくださいね。

1.引っ越しの準備について

1-1.引っ越し準備の必要性

人数の多いファミリーでも一人暮らしでも、規模に関係なく引っ越しは大変です。引っ越しは、家具や荷物を新しい家に運ぶだけではなくさまざまな手続きを行わなければなりません。また、荷造りも適当に行うのではなく計画的に行わないと、後で面倒なことになってしまいます。

引っ越し先が決まったら、「1か月前まで」「1か月前から2週間前まで」「1週間前まで」「当日」「引っ越し後」に分けて、スケジュールを組みましょう。

引っ越しをとどこおりなく終えて、快適な新生活をスタートするには何よりも段取りが大切です。面倒でも最初にきちんと予定を組むことによって、すべてスムーズに進みます。

1-2.引っ越し準備はいつから始める?

引っ越し先が決まったらすぐに準備を始めましょう。いつ準備を進めればいいのかは、今住んでいる家の大きさ、家具や荷物の量、家族の人数などによっても異なります。

しかしながら、遅くても1か月前からは始めてください。引っ越し先が決まると、つい新しい家電の購入やインテリアのことばかり考えてしまいがちです。できるだけ時間に余裕を持って、早めにスタートしてください。

1-3.引っ越しの各種手続きについて

引っ越しが大変なのは、荷造りだけではなく生活にかかわるすべての事柄に関して手続きを行わなければならないからです。引っ越しに関する各種手続きは、段取りよく進めましょう。

主に以下のような手続きが必要です。

  • 住民票や転居・転入届など役所関係の手続き
  • 公共料金に関する手続き
  • 自動車やバイクに関する手続き
  • 保険関係の手続き
  • 金融関係の手続き

ほかにも、家族構成によってさまざまな手続きが必要になります。

1-4.引っ越しの荷造りについて

さまざまな手続きとともに進めなければならないのが荷造りです。荷造りは体力や気力を使うので疲れます。できるだけ早い段階でスタートしましょう。

けれども、無計画に荷物を詰めてしまうと生活に支障をきたします。新居に引っ越すまで使用しないもの、ひんぱんに使用しないものから順番に荷造りしてください。荷造りをスタートする前に、家の中をチェックして荷造りをする順番を考えましょう。

1-5.引っ越しのスケジュールとチェックリスト

家族がいる場合は、引っ越しまでのスケジュールとチェックリストを書いた「表」を作るのがおすすめです。見やすいように大きな紙に書いて、冷蔵庫の扉やリビングの壁など誰でもが目に付く場所に貼ってください。

書き込んだ手続きや準備が終わったら「済み」のマークを書くか赤字で消すなどすればわかりやすくなります。日付の横に「手続き関係」「荷造りすること」「連絡事項」などの欄を作りましょう。その日に何をやらなくてはならないのかが一目瞭然でわかります。また、不動産会社・市役所・引っ越し会社など、引っ越しにかかわる相手の電話番号なども書き込んでおくと便利です。

2.引っ越し準備~1か月前までの手続き~

引っ越し当日から数えて、1か月前には済ませたい手続きなどをご紹介しましょう。

2-1.不動産業者との手続き

引っ越し先が賃貸し物件の場合は、仲介した不動産会社で賃貸借契約を結びます。その際、その会社の宅地建物取引士(旧:宅地建物取引主任者)から契約にあたっての「重要事項の説明」があるのです。きちんと聞いて、疑問や質問はその場で行ってください。そして、内容に納得したら賃貸し契約を結びます。

賃貸し契約のときには、以下の書類が必要です。

  • 契約者の印鑑
  • 契約者の3か月以内の住民票
  • 契約者の所得を証明するもの(源泉徴収票・納税説明書など)
  • 連帯保証人の印鑑証明書
  • 連帯保証人の所得説明書
  • 連帯保証人の保証書

不動産会社や物件によっても詳細は異なります。契約前に確認してください。また、マンションや建売住宅を購入した場合は売買契約を結び、住宅ローンや諸費用の精算を済ませてから「引き渡し」となります。

2-2.旧居の賃貸契約の解約手続き

現在住んでいる物件が賃貸しの場合、引っ越し先が決まったら大家さん(もしくは管理会社)と賃貸契約の解約手続きを行います。一般的には、退出の知らせは「1か月前までに」とされているのです。けれども、物件によってはもっと前に退出知らせをしなければならないこともあります。引っ越ししようかな…と思った段階で、賃貸借契約書を確認してください。

一般的な賃貸契約解約までの流れは…

  • 解約の意思と退去日を伝える。
  • 退去日当日、管理会社や大家さんが室内の状態を調べる。(破損や汚れの有無など)
  • 鍵を返却する。
  • 破損や汚れを修復する費用(現状回復費)の見積もりが送られてくる。
  • 金額に合意すれば、修復費用を引いた敷金が返金される。

2-3.引っ越し業者への見積もり依頼

引っ越し先が決まったら、すぐ、引っ越し日も決めましょう。それから、引っ越し業者を探します。インターネットで数社まとめて見積もりを依頼できるサービスサイトを利用するのもおすすめです。

見積もりを依頼するときには…

  • 引っ越し日時と新居の場所
  • 荷物の種類と量
  • 旧居と新居の構造(マンションでエレベーターあり・家の前にトラックを駐車できないなど)
  • 希望するオプションサービス(ハウスクリーニングや荷ほどきサービスなど)

など、できるだけ詳しく伝えてください。

2-4.転校・転入手続き

2-4-1.小・中学生の場合

小・中学生の子どもがいる場合は、引っ越し先が決まりしだい転校手続きを行います。私立か公立か、県外・市外への引っ越しかなどによって詳細は異なるのです。事前にお住まい地域の役場にご確認ください。

公立の小中学校の例をご紹介しましょう。

  1. 現在通っている学校の担任に転校することを連絡する。
  2. 学校から「在学証明書」「教科書給与証明書」をもらう。
  3. 現在住んでいる地域の役場に転出届を出し「転出証明書」をもらう。
  4. 引っ越し後に、新居のある地域の役場に転入届を出し新しい住民票をもらう。
  5. 新居のある地域の役場か、教育委員会に2と4を提出し「転入学通知書」をもらう。
  6. 5をもらったら転校先に連絡をして転入手続きの日を予約する。
  7. 予約した日に親子で出向き手続きをする。

私立の小中学校の場合は学校によって異なります。詳細は担任の先生などに相談しましょう。

2-4-2.高校生の場合

公立高校の場合は、現在通っている高校から在籍証明書・成績証明書・校長の転学照会書をもらい、転校先の高校に「転校が可能か」問い合わせます。可能であれば編入試験を受け、合格すれば入学できるのです。

私立の場合も、公立と手続きはほぼ同じでしょう。ただし、都道府県私学協会に連絡をして、転校したい高校で転校を受け付けているか確認が必要です。

2-5.インターネットプロバイダーの手続き

引っ越し先でもスムーズにインターネットを使用するには、1か月前にインターネットプロバイダーに引っ越しの連絡をするのがおすすめです。手続き方法は、現在使用しているコースや新居で利用したいコース、プロバイダーによっても異なります。まずは、ご利用のプロバイダーのサイトで引っ越しの手続き方法をご確認ください。

3.引っ越し準備~1か月前から2週間前までの準備~

3-1.引っ越し業者を選ぶ

複数社に見積もりを頼んで、どこにしようか迷っている人も、この時期には引っ越し業者を決めましょう。3~4月や12月の引っ越しが多いシーズンは、希望する日時に業者の予約ができないこともあります。引っ越し業者は料金の安さだけではなく、オプションサービス内容なども総合的に考えて一番自分に合った引っ越し業者を選びましょう。

また、業者を決めるときには、つい予算を節約しようと考えてしまいます。けれども、家族が忙しい・妊婦がいる・小さな子どもや高齢者がいるなどの場合はオプションサービスを利用するほうがおすすめです。有料でも、荷造り・荷ほどき・部屋のクリーニングなどを依頼したほうが時間も労力も使わなくて済むでしょう。

3-2.新居の下見

引っ越し直前であわただしくなる前に、新居の下見をしておきましょう。下見のときに行いたいことをご紹介します。

3-2-1.部屋や収納などのサイズを測る

荷物を運び込む前に下見に行って新居のサイズを測りましょう。契約時に間取り図をもらっていない場合は、不動産会社に頼んで間取り図をもらってください。そこに測ったサイズを書き込むのです。

サイズを測っておきたいのは…

  • 部屋…部屋の縦横サイズ、壁の高さ、床の面積、収納の広さなど。
  • キッチン…作り付けのキッチン収納のサイズ。
  • ドアや窓…縦横のサイズと扉の種類。(引き戸タイプかドアタイプかなど)
  • ベランダやテラスのサイズ。

できるだけ詳しく測って書き込んでおくと、新しい家具を購入するときやインテリアの配置決めをするときに役立ちます。また、間取り図にコンセントや電話回線の場所も書き込んでおきましょう。

3-2-2.写真を撮る

部屋・キッチン・バスルーム・洗面所・トイレ・各収納など、いろいろな角度で写真を撮っておきましょう。サイズを書き込んだ間取り図と照らし合わせて見ることで、家具や家電などを配置するときの参考になります。また、新しくインテリア用品を購入するときにもイメージしやすくなるでしょう。

3-2-3.掃除と害虫駆除

荷物を運び込む前に掃除をしておきましょう。床だけではなく窓ガラスやドアなどもきれいにしておけば、気持ちよく引っ越しができます。

また、害虫駆除も行ってください。煙を出すタイプの害虫駆除剤は、家具や荷物がない状態のほうがすみずみまで薬剤が行き渡るからです。そして、キッチンの流しや洗面所・トイレの配管回り、窓や網戸のすき間など、害虫が侵入しそうな場所にすき間があったら、テープや専用のパテなどでふさいでおきましょう。

3-3.カーテンの取り付け

下見で窓のサイズを測ったついでに、新しいカーテンを購入しておきましょう。既製でサイズが合わない場合はオーダーになるので、日数がかかります。

できれば、荷物を運び込む前にカーテンを先に付けておきましょう。引っ越しをしてもカーテンがない状態では、近所から丸見えですし物騒です。

3-4.不要品や粗大ごみの処分

3-4-1.粗大ごみの手配

引っ越しを期に、古い家電や家具など粗大ごみを捨てることも多いでしょう。早めに地域の粗大ごみセンターに回収の申し込みをしてください。回収を申し込んだら、粗大ごみ処分費用として「粗大ごみシール」を購入します。そのシールを粗大ごみに貼って、回収日に回収場所に出すのです。詳細は地域によって異なります。お住まいの市区町村役場のホームページを見るか、電話をして確認してください。

3-4-2.燃えるごみ・燃えないごみ

引っ越しの荷造りを始めると、いらないものがたくさん出るので燃えるごみ・燃えないごみが増えます。1度にまとめて出さず回収日ごとにこまめに出しましょう。量が多いと集積所をふさいでしまうこともあります。近所迷惑にならないように何回かに分けて出してください。

3-4-3.不要品は業者に依頼する方法も

引っ越しの荷造りは時間がかかります。そして、荷造りのときに出る不要品の処分も悩みのタネです。中には、まだ使えるし処分するのもったいないなと思うものもあるでしょう。また、人手が少ないと、ごみを分類して集積場に運んだり粗大ごみの手配をして回収場所に持っていったりするのが大変です。そんなときには、不用品買い取り・回収業者に依頼してください。

買い取り対象になる品物は買い取り、いらないものや粗大ごみは回収・処分してもらえます。1度に片付けてもらえるので荷造りや掃除などの作業が楽になるのです。引っ越し準備の人手が足りない、時間がないという人にぴったりでしょう。

3-5.転居通知

引っ越しのお知らせは、一人暮らしや若い人ならメールやラインなどで通知することも多いと思います。けれども、家族の場合は挨拶もかねて転居通知ハガキを出すほうがおすすめです。

転居通知を出すのは、「引っ越し前の1か月~2週間前」に出すのがベストでしょう。インターネットでさまざまな無料テンプレートがダウンロードできます。また、自分で作っている時間がない場合はオーダーしてもいいでしょう。

3-6.荷造りの開始

引っ越し前1か月~2週間前は、本格的に荷造りを開始する時期です。荷造りは、引っ越しまでの日常生活に支障をきたさないように、次の順番で計画的に行いましょう。

  1. 季節もの…正月用品・暖房器具・海水浴の道具など決まった季節にしか使用しない「季節もの」や、絵画、置物などしまっても生活に支障がないインテリア用品。
  2. あまり使用しないもの…今の季節には使わない料理道具(夏なら土鍋など)や、着ない洋服・服飾雑貨・あまり読まない本・見ないDVD・趣味の道具など。
  3. 時々使用するもの…仕事の道具やキッチン用品など、時々使用するものを荷造り。ダンボールのフタを開けておけばいつでも取り出せるので便利です。

そして、引っ越し当日まで毎日使用する洗面用具やバス用品、下着などの着替え、お皿やコップなどは最低限必要なものだけ出しておきます。また、本やDVD、CD、洋服などは買い取り店にできるだけ売ってしまえば荷造りするのが楽になるでしょう。

3-7.新居で役立つ荷造りのポイント

荷造りをしたダンボールのフタをしめたら、上と横に大きく赤の太字マジックで「新居での置き場所」を書いておきましょう。

たとえば、台所用品や食器なら「1階/台所」、リビングなら「1階右/リビング」などのように書いてください。引っ越しの当日、作業責任者に「赤字で書いてある場所に運んでほしい」と指示しましょう。

4.引っ越し準備~1週間前までにしておく各種手続き~

4-1.転出届ほか役所での手続き

お住まいの市区町村役場に直接出向いて手続きが必要なのは以下のものがあります。

  • 転出届(同一市内の場合は「転居届」)
  • 印鑑登録の手続き
  • 国民健康保険の資格喪失届
  • 国民年金の手続き
  • 子ども手当の受給事由消滅届の手続き

免許証や健康保険証など本人確認書類と印鑑、健康保険証や年金手帳などを持参してください。2度手間にならないように、事前にお住まいの市区町村役場のホームページで必要なものを確認したほうがいいでしょう。

4-2.固定電話の手続き

固定電話の引っ越し手続きは、局番なしの「116」に電話をするか、NTTのホームページから申し込みをします。係員が家に来て工事をする場合としない場合があるので申し込みの際に料金も含めて詳しい内容を聞いてください。

フレッツ光などのインターネットサービスも利用している場合は1か月前には申し込むをしましょう。同一市区町村へ引っ越す場合は同じ電話番号を利用できます。

固定電話の移転手続きには以下の情報が必要です。

  • 電話の契約者名義
  • 今使用している電話番号
  • 現住所と引っ越し先の新しい住所
  • 電話の取り外し、および引っ越し先での取り付け希望日
  • 支払い方法(銀行引き落とし・クレジットカード・請求書など)

4-3.電気・ガス・水道の手続き

4-3-1.水道

現在利用している水道局に、電話かインターネットで水道を止めるように申し込みをします。

申し込みの際に必要なのは…

  • 現住所の「お客さま番号」がわかるもの(検針票など)
  • 退去する家の住所(現住所)
  • 引っ越し先の新住所と電話番号
  • 閉栓希望日

お風呂や洗面所、キッチンなどはギリギリまで使用するので閉栓日は「引っ越し当日」にしたほうがいいでしょう。担当者が来て使用量を検針し、現金で精算するか、後日口座引き落としや請求書などで精算するかを決めて閉栓します。

新住所での開栓は、新住所の管かつである水道局に電話やインターネット、ポストに入っている水道使用開始申込書などで連絡をしましょう。係員の立ち合い作業などはなく、蛇口をひねるとすぐに水が使えますがくれぐれも「開栓報告」は忘れないでください。同じ市区町村内に引っ越すのであれば、閉栓・開栓の手続きを同時にできます。

4-3-2.ガス

できればガスの手続きは、1週間前よりももっと余裕を持ち、2週間前くらいに手続きをしましょう。というのも、ガスの閉栓には立ち合いは必要ないのですが、新住所で開栓するときに立ち合いが必要になるからです。春などの引っ越しシーズンは、自分の希望する日に開栓の予約を入れられないこともあります。

ガスの閉栓・開栓の手続きは、ガス会社のホームページか電話で手続きをしてください。

4-3-3.電気

利用停止・利用開始の手続きは電力会社のホームページや電話で申し込みができます。申し込みをするときには、検針票や領収書に書かれている「お客さま番号」が必要です。そして、退去するときにブレーカーを落とし、新居ではブレーカーを上げるだけで立ち合いは必要ありません。

4-4.郵便局への転居届

最寄りの郵便局に転居届を出せば、旧住所に届いた郵便物を新住所に無料で転送してもらえます。

免許証や健康保険証など本人確認書類と、旧住所が確認できる書類(運転免許証・パスポート・住民票ほか)を持参して手続きをしてください。インターネットでも手続きが可能です。

4-5.新聞・牛乳などの配達サービス

新聞や牛乳、食品やサプリメントなど通販の定期購買、書籍や雑誌の定期購買などを利用していていませんか。忘れずに販売店や販売会社に連絡をして、配達を停止するか配達先住所変更の手続きをしましょう。

4-6.近隣の人への挨拶

ご近所に親しい人やお世話になった人がいる場合は、引っ越しの挨拶をしておきましょう。それほど親しい間柄ではなくても、「引っ越し作業中に立てる騒音や引っ越し業者の出入り、荷物の積み込みなどでご迷惑をおかけします」と挨拶しておくほうがていねいです。

5.引っ越し準備~当日にやるべきこと~

5-1.荷物の運び出し

引っ越し会社に依頼した場合は、家具や荷物は係員が運び出してくれます。当日使用したいものや貴重品などは、引っ越し荷物とまぎれてしまわないように分かりやすい場所に保管してください。また、荷物の運び出しがすべて終わった後に掃除をするので、掃除道具も残しておいたほうがいいでしょう。

5-2.旧居の掃除と明け渡し

賃貸し物件の場合は、できるだけきれいに掃除をして明け渡しましょう。というのも、「2-2.旧居の賃貸契約の解約手続き」でもご説明したように、退去後に大家さんか不動産会社が部屋の汚れや傷みをチェックしにくるのです。汚い場合は原状回復費用が敷金から引かれてしまいます。できれば、引っ越し当日だけではなく、何回かに分けてていねいに掃除をしておいたほうがよいでしょう。

引っ越しと掃除がすべて終了したら鍵を返却します。いつ誰にどのように返却すればいいのかは、事前に大家さんか不動産会社に確認しておきましょう。

5-3.新居の周辺への挨拶

5-3-1.挨拶が必要な範囲

一軒家の場合は、昔から「向こう3軒両隣」といわれてるようにお向かいの3軒と左右の2軒へのご挨拶が必要です。マンションの場合は左右の2軒と上下2軒に挨拶をしてください。また、管理人がいるマンションの場合は、管理人への挨拶も忘れないようにしましょう。

5-3-2.挨拶の品物

もらっても相手が負担に感じない程度(500円~1,000円ほど)の品物がおすすめです。

タオル・洗剤・バスグッズ・お菓子・紅茶やコーヒーなどが人気があります。インターネットの通販サイトで発注すれば、「のし」も付けてくれるので便利です。引っ越し前に旧居に届くように発注しておきましょう。挨拶は夜の時間帯はやめて、昼すぎから夕方にうかがうようにしてください。

5-4.引っ越し業者との確認支払い

引っ越し作業が終了したら、積み残しなどがないか部屋中を確認してください。問題がなければ、料金を作業責任者に現金で支払います。おつりが出ないように、ぴったりの料金を封筒に入れて用意しておきましょう。業者によっては振り込みなどのケースもあります。見積もりが出たら支払いのことも確認しておきましょう。また、万が一のトラブルに備え領収書は業者に書いてもらってください。

5-5.荷ほどき・片付け

新居での荷ほどきや片付けをスムーズにするポイントをご紹介しましょう。

5-5-1.家具の配置

家具の配置は引っ越し業者が行ってくれることがほとんどでしょう。新居で迷わないように事前にレイアウトを考え、簡単な図を作っておくと業者に指示もしやすくなるのでおすすめです。

5-5-2.ダンボールを各部屋に運ぶ

「3-7.新居で役立つ荷造りのポイント」でご紹介したように、ダンボールに「新居での置き場所」を書いておけば、自分で各部屋に運ぶ手間が省けます。荷物の紛失などがないか個数を確認してください。

また、ダンボールは一気に開封すると散らかってしまいます。取り合えず、すぐ必要なものだけを荷ほどきしましょう。

6.引っ越し後のチェックリスト

6-1.引っ越し後14日以内にやらなければならない手続き

6-1-1.市区町村役場で行う手続き

  • 転入届…運転免許証など本人確認書類と印鑑、転出届を出したときにもらう「転出証明書」が必要です。
  • 印鑑登録…登録したい印鑑が必要です。

 国民健康保険、年金、児童手当ほかの手続きも市区町村で行うのでぜんぶまとめて行うのがおすすめです。手続きに必要なものは、事前に市区町村ホームページで調べるか電話をして、もれがないようにしましょう。

6-1-2.自動車の手続き

  • 免許証…新住所管轄の警察署や運転免許センターで住所変更の手続きをします。免許証と印鑑、住民票が必要です。(他都道府県から引っ越してきた場合は、3×2.4センチのカラーか白黒の写真も必要)
  • 車庫証明…新住所管轄の警察署で行います。住民票や印鑑証明、印鑑のほか保管場所の所在地など必要な書類があるので、警察署のホームページで確認してください。
  • 車検証の住所変更…普通自動車は陸運局、軽自動車は軽自動車検査協会で行います。車検証・自動車保管場所証明書・住民票・印鑑などが必要です。

6-1-3.バイクの住所変更

  • 小型2輪(251cc以上)…車検証・住民票・印鑑・ナンバープレート(陸運局の管轄が異なる場合)をそろえ、陸運局で行ってください。
  • 軽2輪(126~250cc)…小型2輪え必要な書類に自賠責保険証書が必要です。陸運局で行ってください。
  • 原付き自転車(125cc以下)…旧住所で歯医者手続きを行った上で新住所の登録を引っ越し先の市区町村役場で行います。ナンバープレートと印鑑が必要です。

6-2.銀行・保険・クレジットカード・携帯電話など

  • 銀行…電話・郵送・窓口で住所変更届を出します。窓口で手続きをする場合は、通帳と届出印が必要です。
  • 生命保険などの保険…住所や電話番号の変更はインターネットでできる会社が多いようです。保険会社のホームページを調べるか、担当者に電話をして確認してください。
  • クレジットカード…インターネットや電話で住所変更を行います。特に必要な書類などはありません。詳細は、ご利用のクレジットカード会社のホームページでご確認ください。
  • 携帯電話…住所変更はインターネットや電話、お店で行えます。詳細は、ご利用の携帯電話会社のホームページなどでご確認ください。

6-3.犬の登録手続き

狂犬病予防法などに基づき、犬は登録が義務付けられています。引っ越し後できるだけ早く、新居のある市区町村役場の窓口か保健所で登録事項の変更届手続きしてください。詳細は地域によっても異なります。事前に市区町村役場のホームページや電話などでご確認ください。

7.引っ越し準備のワンポイントアドバイス

7-1.新居近くにあるお店などを調べておく

引っ越し当日は疲れているものです。まだ、ダンボールが積んである状態でお風呂に入ったり、食事の用意をしたりするのは大変でしょう。事前にインターネットで、引っ越し後に利用できそうな近所の銭湯や食事ができる店、コンビニなどを調べておくと便利です。

7-2.ペットがいる場合

引っ越し当日のトラブルとして意外に多いのが、犬や猫などペットの脱走です。引っ越し作業のために窓やドアを開けっ放しにするので、そこから逃げてしまったというケースは少なくありません。

また、性格によっては引っ越しの騒音でストレスを抱えて体調を崩すペットもいます。前日か当日の引っ越し作業前に、かかりつけの動物病院や行きつけのトリミングサロンなど、宿泊施設がある場所に預けるようにしてください。(引っ越し日が決まったら早めに予約をしておきましょう)

7-3.ダンボールの処分方法

引っ越し業者では、引っ越し後にダンボールを回収するサービスを行っています。「引っ越し当日~◯か月以内」など回収の日にちが限定されているので、事前に確認しておきましょう。

資源ごみで出す場合、大量に出すと近隣の人に迷惑がかかるので何回かに分けて出すようにしてください。また、きれいなダンボールなら、折り畳んだりカットしたりして、押し入れやクローゼット、げた箱の下敷きとして使うのもおすすめです。ダンボールは吸湿性があるので除湿剤の替わりになります。

8.引っ越し準備~よくある質問~

8-1.引っ越し業者について

Q.最近では悪質な引っ越し業者がいると聞いて不安です。見極め方を教えてください。
A.まず、見積もり書を複数社から取り、中身をしっかりと確認しましょう。通常は料金明細が書いてあります。「引っ越し作業一式」など、内訳がわからない見積もり書をよこす業者には頼まないほうがいいでしょう。また、引っ越しの手付金や事前金を請求することは「標準引っ越し運送約款」で禁止されています。何かしら理由を付けて前金の支払いを請求する業者には依頼しないでください。

8-2.引っ越し当日の荷物

Q.貴重品もきちんとこん包すれば引っ越し業者が運んでくれますか?
A.一般的な引っ越し業者は貴重品の運搬は行いません。「標準引っ越し運送約款」で貴重品の輸送は拒否できるようになっています。自分で運ぶか、貴重品輸送を行う専門業者に依頼してください。

8-3.引っ越し業者への心付け

Q.引っ越し当日、業者さんへの心付けは必要でしょうか?
A.現在では、引っ越し料金にすべて含まれているので基本的に作業員への心付けは不要です。規定で受け取ってはいけないことになっている業者もいます。それでも、気になるようでしたら、休憩時間に飲み物などの差し入れをするのがいいでしょう。

8-4.不用品処分について

Q.引っ越しを期に、古い家具やほぼ使用していない家電などを一気に処分をしたいのですが。
A.不用品の買い取りと回収・処分を同時に行っている業者に依頼するのがおすすめです。自宅に訪問して査定を行う業者なら荷物を運ぶ必要もありません。売れるものは買い取りをして、不要な家具などは回収してもらえるのでラクチンです。回収は有料ですが、買い取りしてもらえるものがあれば相殺できるので料金もお得になります。

8-5.引っ越し手続きについて

Q.引っ越し前までに手続きすることがたくさんあって大変です。スムーズに進めるコツはありますか?
A.まずは、スケジュールを立てて段取りを組むことです。そして、できるだけ効率的に済ませることも大切でしょう。たとえば、役所で行う手続きは1日で全部済ませる、電話やインターネットで手続きをするものは時間を取って一気に終わらせるなどです。バラバラにやるよりも、集中して行ったほうが早く終えることができます。

9.まとめ

いかがでしたでしょうか? 引っ越しの準備や手続きの進め方がおわかりいただけたかと思います。引っ越しは大変ですが、段取りをして計画どおりに進めればスムーズに行くものです。引っ越し先が決まるとつい気持ちがあせってしまいます。けれども、まずはこの記事を参考にして計画を立ててください。わかりやすいスケジュール表やチェックリストを作ることから始めましょう!

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