ハウスダストアレルギーの症状とは?ハウスダストを正しく掃除しよう

ハウスダストによる症状や掃除方法についてご紹介します。
近年、ハウスダストが原因のアレルギー疾患を持つ人が急増していることはご存じでしょうか。
アトピー性皮膚炎やぜん息、咳(せき)などが代表的な例です。
ハウスダストにはダニやほこりも含まれており、私たちの健康にさまざまな影響を与えています。
正しい掃除方法など、対策を考えておく必要があるでしょう。「ハウスダストによる症状を知りたい」「ハウスダストを掃除するには?」「空気清浄機は効果があるのか?」そんな疑問にお答えしましょう。

1.ハウスダストとは

そもそも、ハウスダストとは一体何のことを言うのでしょうか。
ハウスダストの正体や発生原因についてご紹介します。

1-1.目に見えないほこりのこと

ハウスダストの正体は、ほとんどが目に見えない微細のほこりです。
空気中に舞い上がりやすく、体内に入るとアレルギー症状やぜん息などの原因になることも。
ハウスダストの中には、肉眼で見えない物質がたくさん含まれています。
たとえば、細菌はインフルエンザの原因やダニのエサになる場合もあるでしょう。
花粉は衣類に付着したり風に運ばれたりすることで花粉症の原因になります。
ほこりの中で増殖する黒カビは繁殖力が強く、空気中に菌糸や胞子をばらまくでしょう。
そして、ダニはアレルギーやアトピーの原因になります。

1-2.ハウスダストの発生源

ハウスダストの多くが屋外から入ってきたものです。
風に乗って窓から入ってきたり、衣類や持ち物に付着して室内に侵入してきたりします。
また、室内で発生する場合も。
その大半が、衣類や布団などから発生する綿ぼこりです。
繊維クズが出やすいセーターなどを身に着ける冬は特に多くなるでしょう。
ハウスダストは室内のあらゆるところにあります。
特に多いのが、床や家具の上や天井、照明器具、家具などのすき間です。
衣類を着脱する洗面所も、ハウスダストの多い場所と言えるでしょう。

1-3.「家が汚い」ことが原因ではない

子供のハウスダストアレルギーが判明すると「家が汚いせいなのでは…」と自分を責める親御さんも多いでしょう。
しかし、ハウスダストアレルギーと家の汚さは関係ありません。
アレルギーというのは、その人が本来持っている体質によって大きく左右されるものです。
そもそもアレルギーとは、人それぞれが持っている「許容範囲」を超えると症状が出るもの。
どんなにきれいな家で過ごしていても、もともとその人が持っている「許容範囲」が小さければアレルギーはいずれ発症します。
そして、どんなに汚れた家で過ごしていてもアレルギー体質を持っていなければ発症はしないということです。

2.ハウスダストによる症状

では、ハウスダストによって現れる症状にはどのようなものがあるのでしょうか。

2-1.アレルギー性鼻炎

アレルギーの原因物質が体内に侵入するとアレルギー反応が起こります。
このとき、鼻の粘膜に炎症を起こすのがアレルギー性鼻炎なのです。
突然、発作のようなくしゃみが続く、水のような鼻水が出るなどの症状が現れるようになります。
ハウスダストが原因で起こるアレルギー性鼻炎は、1年中発症の可能性があるでしょう。

2-2.アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎は、アレルギーの原因となる異物が結膜に入ることで起こります。
目の充血や強いかゆみが起こり、結膜がむくんで白目の部分がブヨブヨになることもあるのです。
アレルギー性結膜炎を予防するには、アレルギーの原因となるハウスダストを寄せ付けないようにする必要があります。
また、免疫機能が低下すると症状が悪化する恐れがあるため、生活習慣を見直し、ストレスをためない生活を心がける必要があるでしょう。

2-3.アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、ハウスダストによるアレルギー症状の代表例です。
皮膚は、表面の皮脂膜やその下の角質細胞、角質細胞間脂質などがバリアの役割を担っています。
そして、体外から物質が浸入するのを防いでいるのです。
アトピー性皮膚炎では、こういった皮膚のバリア機能が弱まっているため、異物が容易に皮膚の中まで入り込みやすい状態になっています。
主な症状は湿疹(しっしん)とかゆみで、よくなったり悪くなったりを繰り返し、なかなか完治しないことが特徴です。

2-4.気管支ぜん息

ハウスダストアレルギーの症状として、気管支ぜん息が現れる人も少なくないでしょう。
発症のピークは1~2歳で、約8割が未就学期に発症します。
発作時の激しい咳(せき)こみ、特に息を吐いたときの息苦しさが主な症状です。
大人になるまでに治まることがほとんどですが再発の可能性もあります。
また、大人になってから気管支ぜん息の症状が現れる人もいるでしょう。
成人の気管支ぜん息はアレルギーによる気道の炎症が原因です。
少しの刺激に反応して悪化し、気道が狭くなって息苦しくなるでしょう。

3.ハウスダストの掃除方法

ハウスダストによる健康被害を防ぐためには、ハウスダストを排除する必要があります。
正しい掃除方法とはどのようなものなのでしょうか。

3-1.掃除機をかけるとき

ハウスダスト対策としては、掃除機をかけるタイミングも重要なポイントになります。
目に見えない細かなハウスダストは、人が動くことで舞い上がるのです。
そのため、動きが止まっているときに掃除機をかけるのが望ましいでしょう。
朝起きてすぐや帰宅直後などがベストなタイミングです。
寝ている間や外出時に落ちたハウスダストを取り去ることができるでしょう。
また、掃除機をかけるときは窓を2か所以上開けて空気のとおり道を作るようにしてください。
舞い上がったハウスダストを屋外に追い出すことができます。
掃除機をかける前に、まずは拭き掃除をするのがおすすめです。
いきなり掃除機をかけると排気によって舞い上がってします。

3-2.布団を干すとき

人間が寝た後の布団には、適度な温度と湿度が残っています。
そのため、ダニにとって格好の繁殖場所になってしまうのです。
こまめに布団を干し、その後で掃除機をかけることを忘れないでください。
ここで注意したいのが、布団を干しながらたたくのはやめましょう。
たたくことでハウスダストを細かく砕いてさらに取れにくくしてしまいます。
また、ダニのフンや死がい、ダニのエサになる人間のフケ、アカは水溶性の汚れです。
水で洗い流すのが最も効果的でしょう。
手軽に洗えるシーツやタオルケットなどは、週1回を目安に洗濯することをおすすめします。
布団やベッドマットを洗うのが難しい場合は、ハウスダスト除去スプレーをかけておくとよいでしょう。
乾いたら丁寧に掃除機をかけてください。
布団を押し入れに収納する場合は、床や壁にスノコを入れて空間を作るようにしましょう。
空気の流れができるためダニの発生を抑えることができます。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
ハウスダストアレルギーに悩む人は年々増えており、あなたも今後発症する可能性があります。
どうすればハウスダストによる影響を防ぐことができるのか、自分に合った方法を検討してみる必要があるでしょう。
ハウスダストの症状や掃除方法を知り、深刻な問題にならないように気を付けてください。

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