日立のパソコンを処分したい! 撤退メーカーのパソコン処分・廃棄の方法

2.日立のパソコン、処分前にすべきこと

メーカーサポートが終了しているパソコンを使い続けることは、安全面でもリスクが高いため、早めの処分が賢明です。ここでは処分の前の大切なポイントをご紹介します。

2-1.パソコンのデータ消去

パソコンを処分する前には、あらかじめデータを消去しておくことが必須です。その方法を説明します。

2-1-1.データ消去の必要性

パソコンの中には、自分や知り合いの個人情報やメールのやり取り、銀行やカードの情報、プライベートな画像や動画のデータなど、第三者の手に渡っては困るデータがいっぱい入っています。こうしたデータが人手に渡れば、悪用され、犯罪に使われる可能性もあるのです。トラブルに巻き込まれないためにも、パソコンの処分をする前にデータを完全に消去しておく必要があります。

2-1-2.データの消去方法

パソコンのデータは、普通にファイルを削除しただけでは完全には消えません。パソコン付属のリカバリーCDを使うと、工場出荷時の状態に戻すことはできますが、それでもデータはパソコン内部に残っているのです。この状態では特殊なソフトウェアで復元が可能となります。
データの完全な消去方法は主に2種類で、専用のソフトウェアでデータの上書きをする論理的消去と、HDDを取り出して物理的に破壊する物理的方法です。パソコンが古くて起動できない場合には、物理的破壊をおすすめします。いずれも自力でできない場合は、専門業者の利用を検討しましょう。

2-2.大切なデータの移行

データを完全に消去してしまうと復元はできないので、残しておきたい大切なデータはあらかじめバックアップを取っておきましょう。データのバックアップ先はオンラインストレージやUSBメモリーまたは外付けハードディスクを利用すると便利です。それぞれの移行方法は以下を参考にしてください。ポイントは、ファイルを整理して残しておきたいデータだけをバックアップすることです。

  • オンラインストレージ;古いパソコンで移行したいデータをアップロードし、新しいパソコンからアクセスするだけで自動的にファイルが同期される
  • USBメモリー・外付けハードディスク:フォルダを一つにまとめて移行すると漏れもなく確認も楽なのでおすすめ。まとめたデータをUSBメモリーまたは外付けハードディスクにコピーして確認し、移行先のパソコンにつないでデータを移行先にコピーして完了

2-3.周辺機器について

パソコンに付属するディスプレイ・マウス・キーボードは、パソコン本体と一緒にリサイクルできます。ルーター・モデム・プリンター・スキャナーなどの周辺機器は、パソコンとは別に処分しなければなりません。パソコンと一緒にまとめて処分してくれる業者を利用してもいいでしょう。

2-4.その他すべきこと、注意点

データの完全消去の際、ハードディスクの物理的破壊には専用の機械が必要です。ハードディスクは大変硬いため、ドリルなどを使い自力でやろうとすると、けがをする恐れがあるためおすすめできません。論理的消去についても、自分で作業する時間がない場合やソフトの扱い方がわからない場合は専門業者を利用すると確実です。

3.日立のパソコン処分~自分で行う場合

日立のパソコンを処分するには、どのような方法があるか紹介します。

3-1.メーカー回収で処分する

使い終わったパソコンの処分は、PCリサイクル法によりメーカーに回収・リサイクルが義務付けられています。日立はパソコン事業からは撤退していますが、パソコンの回収リサイクルサービスは行っているので安心してください。ただし、2014年のサポート終了に伴い、回収の窓口は「一般社団法人 パソコン3R推進協会」となっています。

3-1-1.適応機種

日立で回収できるのは日立製の以下の家庭用パソコンです。パソコンと同時に購入した、キーボード・マウス・ケーブルなどの付属品も同時に回収できます。

  • ノートブックパソコン
  • デスクトップパソコン本体
  • パソコン用CRTディスプレイ
  • パソコン用液晶ディスプレイ
  • ディスプレイ一体型パソコン

3-1-2.処分方法・料金

日立の家庭用パソコンの回収は、日立リサイクルホットラインのこちらのページより申し込みが可能です。
申し込みをすると内容に応じた「エコゆうパック伝票」が送られてきます。リサイクル品を段ボール箱に入れ、送られてきた伝票を箱に添付して郵便局経由でメーカーに送れば完了です。伝票には申し込み内容が印字されているので、新たに記入する内容はありません。

3-1-3.メーカー処分のメリット・デメリット

メーカーによる回収の一番のメリットは安心感でしょう。回収後の不法投棄などの心配もなく、確実に資源としてリサイクルされます。デメリットは、データの消去は自己責任で行う手間がかかること、申し込み後の流れがやや煩雑で時間がかかること、パソコン郵送の荷造りなどすべて自分で行う必要があることです。

3-2.PCリサイクルマークのあるもの、ないものについて

2003年10月以降に販売されたパソコンにはPCリサイクルマークが付いており、リサイクル回収費用はかかりません。マークのあるものとないものでは、リサイクル申し込み後の対応が一部異なります。詳しい流れはこちらのページを参照してください。
PCリサイクルマークのないものは1点当たり以下の回収資源化費用がかかります。メーカー回収の申し込みの際、振込用紙が送られてくるので、それに従って郵便振り込みが必要です。

  • ノートブックパソコン:3,240円
  • デスクトップパソコン本体:3,240円
  • 液晶ディスプレイ:3,240円
  • CRTディスプレイ: 4,320円

3-3.自治体回収で処分する

パソコンはリサイクル法によりゴミとして処分することはできませんが、自治体によっては小型家電回収ボックスで回収可能な場合もあります。その方法を見ていきましょう。

3-3-1.回収方法

自治体では、小型家電リサイクル法に基づき、公共施設や量販店などに小型家電回収ボックスを設置しています。回収できる品目は自治体によって異なるため、一部の自治体ではパソコンの回収が可能なこともあるのです。回収は無料ですが、小型家電回収ボックスの投入口に入るサイズのものしか回収できません。回収ボックスのサイズも自治体により異なるため、詳しくは自治体のホームページやゴミカレンダーなどを確認してください。

3-3-2.自治体回収のメリット・デメリット

自治体回収は料金がかからない点がメリットです。しかし、自分の自治体が回収に対応しているとは限らず、回収品もサイズ的に制約があります。データの消去にも対応していないため、自己責任で行わなければなりません。

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