老後の住まいどうする? 最近話題の老後住み替えについて学ぼう!

2.老後の住み替えについて

2-1.住み替えのタイミングとは?

2-1-1.子どもの独立

真っ先に挙げられるタイミングといえば、子どもの独立です。これまでは子どもがいたため家が狭かったとしても、独立すると一気に広くなります。特に、一軒家の場合は管理が大変になってくるはずです。1~2人暮らしであれば、広い一軒家よりもマンションやアパートなどの方が住みやすくなります。

2-1-2.家の老朽化

長年住んでいると、どうしても家というのは老朽化してきます。古くなってくると、ゴキブリや白アリなどの害虫被害や雨漏り被害など、さまざまな悪影響が出てくるでしょう。老後に快適な時間を過ごすために、家の老朽化が散見するようになったタイミングで新しい家に引っ越すのは良い選択です。

2-1-3.耐震問題

あまり知られていませんが、耐震基準というのは数十年前と現在では大きく異なります。耐震基準の大きな転換期は1981年です。1978年の宮城県沖地震をきっかけに耐震基準が大きく見直され、「新耐震設計基準」が施行されました。そのため、1980年以前の耐震基準を「旧耐震」、1981年以降の耐震基準を「新耐震」とも呼びます。旧耐震では震度5の地震に耐えられることが基準でしたが、新耐震では震度7でも倒壊しない基準に変更されたのです。この新耐震基準で建てられた建物は、1995年の阪神・淡路大震災でも被害が少なかったことがわかっています。ですから、1980年以前に建てられている建物にお住まいの場合、震災被害から命を守るためにも住み替えは良い機会といえるでしょう。

2-1-4.バリアフリー

年齢を重ねると、必ずやってくるのが体の衰えです。これまでは簡単に越えられていた段差などが大きな障害になってしまいます。現時点では大丈夫な方でも、将来を見据えてバリアフリーの家に住み替えすることが多くなってきているようです。

2-1-5.生活改善

たとえば、家の立地が坂の途中であったり、近くに公共交通機関がなかったり、買い物をする施設がなかったりといろいろと不便な生活をしている方も多いでしょう。そのような方が、より便利な生活が送れる場所に住み替えを行うケースも多くなってきています。

2-2.住み替えのポイント

2-2-1.老後の生活資金を確保する

住み替えは老後の生活をより良いものにするための作業です。ところが、住み替えにお金を使いすぎて老後の生活に不安が出てしまっては本末転倒となってしまいます。住み替えをする際には、十分に生活できるだけの資金が残るかどうかを計算してからにしましょう。ただし、土地ごと住まいを売却するとなると、まとまった資金が手に入ることも忘れないでくださいね。また、売却しないまでも、土地や建物を貸し出すことで資金を得ることも可能です。

2-2-2.必要最低限に収める

必要以上の広さの家などに住み替えても、老後には負担になるだけのことがほとんどです。自分たちのライフスタイル等に合わせて、ちょうど良い程度の広さや値段の住宅を選ぶようにしましょう。

2-2-3.近くに病院がある場所を選ぶ

年を取るとさまざまな問題が体に発生します。関節痛や高血圧、動脈硬化などなど、さまざまな症状が体を襲ってくるでしょう。そのようなときに病院が遠いと苦労します。ですから、住み替える場所はできれば近くに大きな病院がある場所を選ぶと良いでしょう。

2-3.注意点

家の買い替えを行う際には「住み替えローン」がとても便利です。しかしながら、借り過ぎと期間の伸ばし過ぎには注意しなければいけません。ある程度年を取ってから高額のローンを長い期間で借りる場合、しっかりと完済できるかを確認しておきましょう。

3.老後の住み替えと問題点

3-1.いつごろから始めるか

前述したタイミングなどを参考に、自分にとって一番良い時期に始めるようにしましょう。具体的には、ある程度の資金があり、住み替えをしても今と同じ水準の生活ができると判断できた時期です。ただし、あまり年齢が高くなってからだと、住み替え作業が大きな負担になります。できれば50代~60代のうちに行っておきたいところです。

3-2.確認すべきこと

まずは、ローンのことです。借りたお金を返済できるめどがあるのかどうかをしっかりと考えておきましょう。この際、現在の住まいを売却した際にどのぐらいの利益があるのか考慮に入れておいてくださいね。さらに、現在住んでいる家にもローンがある場合は、そちらのローンも返せるかどうかを計算しておきましょう。

また、現在のお住まいの売却を行う際は、1つの会社と決めてしまわず、複数社から見積もりを取って比較してください。査定額は業者によって異なりますので、条件の良い業者を見つけることができますよ。

3-3.問題点

多くの人は住み替えをする際、現在の住まいよりも狭い場所を選びます。すると、発生するのが「整理問題」です。これまでの荷物をすべて収納しようとすれば、家の中は狭くなってしまいます。そのため、ある程度のものは処分する必要が出てきてしまうのです。事前にやっておかないとどんどんと後回しになります。気がつけば高齢になってしまって、にっちもさっちもいかないなんて事態になることもあり得るでしょう。住み替え時には事前に断捨離を行って、必要なものだけを残すようにしましょう。

3-4.売却や貸し出す場合はハウスクリーニングが必要

家を売却したり貸し出したりするとなると必要になるのが、ハウスクリーニングです。長年住んでいる家には、生活による汚れ傷、臭いなどがあります。できるだけ良い条件で売却したり貸し出したりするため、そして、何よりも次に住む人のためにも、必ずハウスクリーニングしましょう。

3-5.そのほかに準備すること

住み替えをするとなれば、当然住所などが変わります。そのため、転出届や転入届などの手続きをしなければいけません。手続きが遅れると、過料という名目で最大5万円の罰則を受ける可能性があります。転居後は速やかに手続きを済ませておきましょう。

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