形見分けをトラブルなく行うために知っておきたい3つのこと

1.形見分けとは?

1-1.形見分けの対象になる品

一般的に形見分けの対象となるのは故人が生前に使っていた服、バッグ、時計、小物、家具などです。
傷んでいるものや汚れているものは処分し、状態が良いものを贈ることになるでしょう。

壊れているものなどを形見分けの品として贈るのは、もらった側としても気分が良くありません。
誰が中心になって形見分けをするのかというと、故人ともっとも関係の深い人が行うことになります。
配偶者や家族といった遺族が行うことが多いですが、こういった関係者がいない場合には少し遠い親戚などが対応することになるでしょう。

1-2.形見分けを行う時期

いつ形見分けを行うのかというと仏式なのか神式なのかによって違います。
仏式の場合は四十九日の忌明けの法要が過ぎてから行いますが、神式の場合は五十日祭後に行いましょう。

またキリスト教は形見分けの習慣がないので、形見分けをする場合は1ヵ月命日である追悼ミサで行うのが一般的です。

ただ法律などで形見分けをこの時期までに行わなければならないと決められているわけではありません。
紹介した時期はあくまで一般的なものとなりますが、しっかり時期を決めて形見分けや遺品整理をしないと結果的にいつまでも故人のものを片付けられない人もいるようです。

1-3.形見を贈る相手

誰に形見を贈ればいいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。
これは、とても近しい人の中で行うことが多いものなので家族や特別仲の良かった親戚が対象となります。

故人が生前に良くしてもらっていたり、仲が良かったということであれば血のつながりがない友人や知人にも形見分けをすることになるでしょう。
注意しなければならないこととして、形見分けというのは目上の人に対して差し上げるのはマナー違反であると考えられています。

ただ相手の方が欲しいと申し出てきた際には問題ありません。

形見分けの品を贈る際には自宅まで取りに来てもらうことになりますが、届けに行ってはいけないというわけではないので、これは双方で相談して決めるといいですね。
贈られる側のマナーとしては、自分から受け取りに行くのが好ましいでしょう。

2.気をつけるべきポイント

2-1.相続の対象になる品は注意

形見分けの考え方として金銭的な価値がないものを中心に行ったほうがいいです。
宝石やアクセサリー、ブランド品、骨とう品などを形見分けしてしまうと、相続の対象になってしまうことがあります。

贈与税の対象となるものを贈る際には、必ず相手に確認を取ってから贈らなければなりません。

2-2.喜ばれないケースもある

誰にどの形見を贈るか考える際には、必ず相手の好みや趣味を考えたうえで決めることが大切です。
例えばゴルフをしない人に対してゴルフセットを形見の品として贈ったとしても喜ばれませんよね。

他にも、男性に対して故人である女性が使っていたバッグを贈っても困ってしまうはずです。

中には形見分けの品を受け取りたくないと考える人もいるので無理やり贈るのはやめたほうがいいでしょう。
故人としても欲しいと思ってくれる人にもらってほしいはずです。

形見分けをする際には、こちらが何を贈りたいかではなく受け取る側が何を贈られたいのかということをよく考えましょう。

2-3.手入れしてから贈る

形見分けという形ではありますが、贈り物ということに違いはありません。
そのため故人が着ていた服などを贈る際にはクリーニングに出してから贈りましょう。

着物などはそのまま着物として贈るのではなく、洋服や小物にリフォームしてから贈るというのも好評です。
小物にリフォームをすれば、一着の着物でも数人で形見分けできますね。
ですが、着物として贈ってほしいという人もいるかもしれないので、このあたりは贈られる側の意見も確認しておいたほうがいいでしょう。

それと贈る際には包装をせずにそのまま贈るか、半紙などに包んでから渡します。
直接手渡せない場合は郵送などで送ることになりますがこの際も包装は最低限にし、挨拶状は別便で送ったほうがいいです。

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