大掃除のコツを詳しく知りたい! 簡単&キレイ&挫折しない方法は?

「大掃除をする予定があるけど、効率よく作業するコツを知りたい」「大掃除のときに、なるべく簡単な方法でキレイにする方法はないか」とお考えでしょうか? 大掃除は時間も労力も膨大に必要です。しかし、多忙などの理由により十分な時間をかけることができるとは限りません。それに、なるべく簡単で楽に済ませることができたらうれしいですよね。

そこで今回は、大掃除のコツについて詳しく解説します。

  1. 大掃除で掃除しておくべき場所は?
  2. 大掃除のスケジュールを立てるコツ
  3. 大掃除に役立つアイテムは?
  4. 大掃除の方法やコツを場所別に紹介
  5. 大掃除で出た不用品を処分する方法は?
  6. 大掃除のコツに関するよくある質問

この記事を読むことで、大掃除を効率よく進めるコツや注意点がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.大掃除で掃除しておくべき場所は?

最初に、大掃除ではどんな場所を掃除しておくべきか、具体的に見ていきましょう。

1-1.キッチン・トイレ・浴室などの水回り

大掃除で必ず掃除しておきたいのが、キッチン・トイレ・浴室などの水回りです。水回りは、特に汚れやすくて不衛生になりやすい場所といえます。普段から掃除していても、十分に汚れを落としきれているとは限りません。しかし、大掃除で隅々までピカピカに掃除すれば衛生的なだけでなく、普段の掃除も楽になります。

1-2.玄関やベランダなど普段手が回らない場所

大掃除では、玄関やベランダなど普段なかなか手が回らない場所もしっかり掃除しておきましょう。普段手が回らない場所までキレイに掃除できるのも、大掃除のだいご味です。毎日仕事やそのほかの家事に追われていると、まとまった時間を掃除に充てることができないため、汚れが多くたまってしまいます。まとまった時間が取れるからこそ、しっかり掃除しておきたい場所といえるでしょう。

1-3.天井など手が届きにくい場所

天井など手が届きにくい場所も、大掃除で対応しておきたいものです。リビングやキッチンなど普段から掃除をしている場所でも、天井などの高所は手が届きにくいため、汚れがたまっています。普段は手が届きにくくて掃除を省いてしまっている場所でも、大掃除なら余裕を持って対応できるでしょう。

2.大掃除のスケジュールを立てるコツ

大掃除を効率よく進めるためには、きちんとスケジュールを立てておくことが大切です。

2-1.全体の作業量を最初に把握しておく

大掃除のスケジュールを立てる前に、全体の作業量を把握しておきましょう。最初に全体の作業量を把握しておけば、実際のスケジュールを立てるときにも現実的な割り振りができます。場所によって、広さや物量だけでなく、汚れの種類や汚れ具合が全く異なるものです。手がかかるところはどこか、掃除時間はどれぐらいかかるかなど、それぞれの場所で検討してみましょう。

2-2.余裕を持って日程を組む

予定を持って日程を組むことも、大掃除のスケジュールを立てるときの基本です。タイトなスケジュールを立ててしまったばかりに、途中で挫折してしまってはいけません。まずは、全体の作業量を多めに見積もり、作業人数も考えて無理なく分担することが必要です。部屋数が多い、汚れがひどい、物量が多いといった場合は、さらに余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

2-3.休憩や予備時間も忘れずに設定する

大掃除のスケジュールを立てるときは、休憩や予備時間も忘れずに設定してください。大掃除は労力を使うので、とても疲れます。適宜休憩を取りながら作業するほうが、結果的に早く終わるものです。また、予備時間があれば、計画遅れが発生したときに調整することができます。

3.大掃除に役立つアイテムは?

掃除機やフロアーワイパーなどの一般的な掃除用具のほかに、大掃除にあると便利なお役立ちアイテムを詳しくご紹介します。

3-1.重曹とクエン酸

重曹とクエン酸は、大掃除にあるととても助かるアイテムです。特に、水回りの掃除に大活躍するので、用意しておくとよいでしょう。汚れている場所や汚れ具合によって、そのまま使用する、水に溶かしてスプレーを作る、水で練ってペースト状にするなど、さまざまな状態で使うことができます。また、重曹とクエン酸を混ぜて水をかけると発泡するため、ヌメリ汚れなどの除去に効果的です。いずれも食品添加物として使われる成分であり、安全性が高い点もメリットといえます。

3-2.セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダも、大掃除に大活躍するアイテムです。重曹と比較すると研磨効果はないものの、弱アルカリ性の性質を利用して油汚れやたんぱく質汚れを落とすことができます。セスキ炭酸ソーダも重曹やクエン酸と同様に安全性が高く、安心して使えるのもメリットです。サラサラとした粉状なので、水に溶かして使うとよいでしょう。掃除する場所や汚れ具合を見て重曹と使い分けると、さらに効率よく作業できます。

3-3.消毒用エタノール

大掃除では、消毒用エタノールも用意しておくとよいでしょう。カビ汚れが発生した場合に消毒用エタノールを使用すると、安全に除去できます。たとえば、キッチンやお風呂・トイレなどの水回りのカビ対策に効果的です。スプレー容器に詰め替えると、より使いやすくなります。

3-4.食品用ラップとキッチンペーパー

食品用ラップとキッチンペーパーを組み合わせると、しつこい汚れのつけ置きに活用できます。特に、コンロや魚焼きグリルの内部など、取り外しができない場所の汚れを除去するのに便利です。洗剤などを含ませたキッチンペーパーで汚れがひどい部分を覆った後、上から食品用ラップを密着させると水分の蒸発を防ぐことができ、より効果を高めることができます。また、食品用ラップは、汚れたものやゴミなどに直接触れたくない場合にも利用することが可能です。

3-5.古歯ブラシ

古歯ブラシを用意すると、しつこい油汚れをこすり落とすときなどに便利です。毛先が細かい部分に入り込み、効率よく汚れを落とすことができます。なるべく毛先が柔らかいものを選ぶと、掃除場所の素材を傷めずに済むでしょう。掃除場所ごとに複数本用意しておくと、使い分けができてより便利です。

3-6.そのほかにあると便利なもの

そのほかにも、以下のようなものがあると大掃除の際に便利です。

  • 不要になったプラスチックカード:固まった汚れなどを削るように除去できる
  • スプレー容器:重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を塗布するのに便利
  • つけ置き用の容器:コンロや換気扇の掃除などでつけ置きするときに役立つ
  • ゴミ袋・ダンボール箱:不用品の仕分けや処分に役立つ
  • 脚立:高所の作業が安全に行える

4.大掃除の方法やコツを場所別に紹介

大掃除を効率よく進める方法やコツを、主な場所別に詳しくご紹介します。

4-1.キッチン

キッチンの大掃除では、しつこい汚れがたまりやすい部分を重点的に作業しましょう。

4-1-1.換気扇

換気扇のしつこい油汚れを効率よく掃除するには、以下のポイントをご覧ください。

  1. 換気扇の電源を切る
  2. 換気扇のふたを外し、中のプロペラやファンを取り外す
  3. つけ置き用の容器に水を張り、重曹もしくはセスキ炭酸ソーダを溶かす
  4. プロペラやファンを中に就け、20~30分程度放置する
  5. 換気扇の内部の汚れを掃除する
  6. 4の汚れが落ちたら水でよく洗い流し、完全に乾かしてから元に戻す
  7. 換気扇のふたをして電源を入れ、正常に動くか確認して完了

4-1-2.コンロ

コンロの汚れはとてもしつこいので、以下のような手順でつけ置きしてから掃除することをおすすめします。

五徳

  1. つけ置き容器に水を入れて適量の重曹をよく溶かす
  2. 五徳をコンロから外して1に漬け込む
  3. 30分ほど放置したら、汚れがひどい部分を中心に古歯ブラシなどでこする
  4. 汚れが落ちたらよく水洗いし、完全に乾かしてから元に戻す

コンロ本体

  1. 重曹ペースト(重曹を少量の水で練ったもの)を油汚れがひどい部分を中心に塗布する
  2. 水でぬらしたキッチンペーパーを重ね、食品用ラップで覆う
  3. 20分程度放置した後で、2を汚れごと不要になったプラスチックカードで取り除く
  4. 水拭きした後、から拭きで仕上げる

4-1-3.魚焼きグリル

大掃除では、魚焼きグリルのしつこい油汚れなどもキレイに落としましょう。以下を参考に、つけ置きを併用して効率よく作業してください。

網・皿

  1. つけ置き用の容器に水を入れて適量の重曹を溶かす
  2. 魚焼きグリルの網や皿を容器に入れる
  3. 30分程度放置した後、古歯ブラシなどで汚れた部分をこすり落とす
  4. 水でよく洗い流した後、から拭きする

内部・取っ手

  1. 魚焼きグリルの内部や取っ手は、重曹水(水200mlに大さじ1の重曹を溶かしたもの)を浸したキッチンペーパーで汚れを拭き取る
  2. 汚れが落ちたら水拭きとから拭きで仕上げる

4-1-4.シンク・排水口

シンクや排水口の掃除は、以下のような手順で効率よく進めましょう。

  1. 排水口のふたを開けて重曹を適量振り入れる
  2. クエン酸を適量振りかけ、50℃程度のお湯を少量注いで発泡させる
  3. 20~30分程度放置する
  4. 放置している間にクレンザーを付けたスポンジでシンクの汚れをこすり落とす
  5. 排水口とシンクを水でしっかり洗い流す
  6. 最後に水分を拭き取って完了

4-1-5.天井・壁・床

キッチンの天井・壁・床も、普段手が届かない分しっかり掃除してください。

天井・壁

  1. 汚れが落ちては困る場所に布やビニールシートをかけたり、ものをほかの場所に移動したりしておく
  2. フロアーワイパーで天井のホコリや汚れをそっと取り除く
  3. フロアーワイパーで壁のホコリや汚れを上から下に向かって取り除く

  1. 水に台所用中性洗剤を混ぜ、雑巾を浸してよく絞る
  2. 油汚れなどが目立つ部分を拭く
  3. 水拭きした後、から拭きで仕上げる

なお、床の汚れがひどくない場合は、フロアーワイパーを使用するとより簡単に掃除できます。

4-1-6.キッチン家電

冷蔵庫や電子レンジなどのキッチン家電も、大掃除の際に掃除しておくことがおすすめです。主なキッチン家電の掃除方法は、以下を参考にしてください。

冷蔵庫

  1. 食品を全部取り出し、消費期限切れのものや傷んでいるものを処分する
  2. 重曹水を含ませたキッチンペーパーで冷蔵庫の内部にたまった汚れを拭き取る
  3. 水拭きした後、から拭きする
  4. カビが気になるところに消毒用エタノールをスプレーする
  5. よく乾かしてから食品を戻す
  6. 外側に付着したホコリや手あかの汚れは、重曹水を含ませたキッチンペーパーで拭き取る
  7. 水拭きとから拭きで仕上げる

電子レンジ

  1. プラスチック製保存容器などに水を張り、重曹もしくはセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯溶かす
  2. 3分程度加熱した後、扉を開けずに20分程度放置する
  3. 電子レンジの内部をキッチンペーパーで拭き掃除する
  4. 水拭きとから拭きで仕上げる
  5. 外観の汚れは、1で残った水をキッチンペーパーに浸してよく絞ったもので拭き取る
  6. 内部と同様に水拭きとから拭きで仕上げる

そのほかのキッチン家電も、外観の汚れを中心に掃除しておきましょう。

4-2.浴室

大掃除で浴室をキレイにするコツについて、主な場所ごとに詳しく解説します。

4-2-1.浴槽

浴槽には、湯あかなどの汚れがこびり付いています。効率よくスッキリ落とすには、以下の方法を参考にしてください。

  1. 浴槽に8分目ほどお湯を張る
  2. 重曹を1カップ程度お湯に溶かし入れる
  3. 洗面器やイス・風呂ふたなどを浴槽に沈める
  4. 3~4時間程度放置してから、お湯を抜く
  5. それぞれよく水でよく流す

4-2-2.天井や壁

最初に天井から始め、次に壁の上から下に向かって掃除すると、効率よく作業できます。

  1. フロアーワイパーで水拭きをして汚れを取った後、シートを換えてから拭きする
  2. カビが気になる部分は、消毒用エタノールを含ませたシートで拭く
  3. よく乾燥させて完了

4-2-3.床

お風呂の床は滑りやすいので、気を付けて作業してください。

  1. 床全体に水を流す
  2. 浴室用中性洗剤を使って、汚れが目立つ部分を中心に掃除用ブラシなどでこする
  3. 汚れが落ちたら水でよく洗い流す
  4. フロアーワイパーなどで水分を拭き取る
  5. カビが目立つ部分があるときは、消毒用エタノールをスプレーして乾かす

4-2-4.排水口

お風呂の排水口は、重曹とクエン酸の合わせ技でキレイになります。

  1. 排水口のふたを開けてゴミを取り除く
  2. 重曹をそのまま適量注ぎ入れ、その後クエン酸を振りかける(ふたも同様に行う)
  3. 50℃程度のお湯を少量注ぎ入れる
  4. 発泡するのを確認したら、20分程度放置する
  5. 時間が経過したらよく洗い流して、ふたをする

4-2-5.蛇口

蛇口周辺は、水あかの除去がポイントになります。なるべく労力をかけずに落とすには、つけ置きがおすすめです。

  1. 蛇口周辺の汚れを掃除して、水気を拭き取る
  2. 水あかが気になる部分を中心にクエン酸水をたっぷり塗布する
  3. 上からキッチンペーパーで覆い、さらにクエン酸水を塗布する
  4. 3を食品用ラップで覆う
  5. 20分程度放置した後、食品用ラップとキッチンペーパーを外す
  6. 古歯ブラシで水あか部分をこすり、水でよく流す
  7. から拭きで仕上げる

4-3.トイレ

大掃除でトイレを隅々までキレイにする方法とコツを詳しくご紹介します。

4-3-1.便器

大掃除では、便器に付着した尿石を掃除することをおすすめします。

  1. 最初に1回水を流して便器をぬらす
  2. 重曹を便器に振りかけてトイレブラシでよくこする
  3. 尿石が目立つ部分は、クエン酸水をたっぷりスプレーしてからキッチンペーパーで覆う
  4. 3の上から食品用ラップで覆い20~30分程度放置する
  5. 4を取り外し古歯ブラシなどでこする
  6. 水を流して完了

4-3-2.トイレブラシ

便器の掃除が終わったタイミングで、トイレブラシの汚れもキレイにしておきましょう。

  1. 便器の水たまりに重曹1カップを入れる
  2. トイレブラシの先が水たまりに浸(つ)かるように入れる
  3. 30分~1時間程度放置する
  4. 何度か水を流し、トイレブラシの重曹成分を落とす
  5. よく水を切り、屋外で干して乾かす

4-3-3.天井・壁

トイレの天井や壁にもホコリや汚れがたまっているので、大掃除でキレイにしましょう。なお、壁紙の素材によっては水拭きできないものもあるので、注意してください。

  1. 天井のホコリをフロアーワイパーでそっと除去する
  2. 壁のホコリをフロアーワイパーで上から下に向かって除去する
  3. 手あかなどの汚れが付着している部分は、セスキ炭酸ソーダ水(水200ccにセスキ炭酸ソーダ大さじ1杯をよく溶かしたもの)をスプレーして掃除する
  4. 水拭きした後、から拭きで仕上げる

4-3-4.床

トイレの床は、便器の周辺や便器との境い目が特に汚れているため、注意して掃除しましょう。

  1. 最初にフロアーワイパーで床のホコリ汚れなどを取り除く
  2. 便器の周辺や便器との境い目など汚れがひどい場所は、クエン酸水を塗布して拭き取る
  3. 水拭きした後、から拭きで仕上げる

4-3-5.換気扇

トイレの換気扇も長く使っているうちにホコリなどで汚れるため、大掃除で汚れを落としておきたいものです。

  1. 換気扇の電源を切る
  2. カバーを外す
  3. 中のプロペラもしくはファンを取り出す
  4. たらいなどの容器に水を張り、重曹を溶かす
  5. プロペラもしくはファンを入れて古歯ブラシでこする
  6. 汚れが落ちたら水でよく洗い流し、完全に乾かす
  7. 乾かしている間に換気扇の内部を掃除する
  8. 元の位置に取り付けてカバーをはめ、電源を入れて問題なく動くことを確認する

4-3-6.ドアノブ・ペーパーホルダー

ドアノブやペーパーホルダーに付着した手あか汚れも、大掃除でキレイにしておきましょう。

  1. キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダ水を含ませ、手あか汚れを拭き取る
  2. 水拭きとから拭きで仕上げる

4-4.玄関

玄関を大掃除する方法を、主な場所別にご紹介します。

4-4-1.靴箱

大掃除では、靴箱の掃除と不用品の処分を行いましょう。

  1. 靴箱の中身をすべて出す
  2. 靴箱の汚れを掃除用シートなどで拭き取る
  3. カビが生えている場合は、消毒用エタノールをスプレーしてよく乾かす
  4. 不要な靴を仕分けて処分し、必要な靴だけ収納する

4-4-2.たたき

大掃除では、玄関のたたきに付着した汚れも徹底的に掃除することがおすすめです。

  1. 落ち葉や紙ゴミなど目立つゴミを拾う
  2. 掃除機をかけて細かなゴミやホコリを除去する
  3. フロアーワイパーで水拭きし、こびり付いた汚れを除去する
  4. 汚れが落ちたら再度水拭きし、から拭きして仕上げる

4-4-3.玄関のドア

玄関のドアも忘れずに掃除しておきましょう、特に手が触れる部分は意外と汚れているものです。

  1. 玄関ドアの上から下に向かってフロアーワイパーで水拭きする
  2. フロアーワイパーのシートを交換してから拭きする
  3. 取っ手部分に重曹水をスプレーして手あか汚れを拭き取る
  4. 水拭きした後、から拭きして仕上げる

4-5.ベランダ

大掃除では、普段なかなか手が回らないベランダもきちんと掃除しておきましょう。

4-5-1.手すり

ベランダの手すりは、手あかや土ボコリ・鳥のフンなどで意外と汚れているものです。以下の方法を参考にして掃除してみてください。

  1. 汚れが目立つ部分に重曹水をスプレーし、キッチンペーパーなどで拭き取る
  2. 水拭き・から拭きで仕上げる

4-5-2.床

ベランダの床には、繊維くず・髪の毛・鳥のフン・落ち葉・昆虫の死がいなど、さまざまな汚れがたまっています。以下の手順を参考にして、掃除してください。

  1. 床に落ちている目立つゴミを拾い、ほうきで掃く
  2. 鳥のフンなどこびり付いた汚れを不要になったプラスチックカードなどでこそぎ落とす
  3. フロアーワイパーを使って水拭きした後、から拭きして仕上げる

4-6.そのほかに大掃除でキレイにしたい場所

そのほかにも、大掃除でキレイにしておきたい場所には以下のようなところがあります。

  • エアコン
  • 電灯のかさ
  • 家具やラグの下の床

いずれも普段なかなか手が回らない部分なので、なるべく掃除しておきましょう。

5.大掃除で出た不用品を処分する方法は?

大掃除をすると大量の不用品が出ます。ここでは、不用品を処分する方法について詳しく解説しましょう。

5-1.自治体回収にゴミとして出す

大掃除で出た不用品は、自治体回収にゴミとして出すことができます。主なゴミの分類と回収方法は、以下のとおりです。

無料で処分してもらえる

  • 可燃ゴミ:紙類・衣類・木材など焼却処分ができる素材のもの
  • 不燃ゴミ:金属やガラスなど焼却処分ができない、もしくは、焼却によって有害物質が発生する素材のもの
  • 金属ゴミ・プラスチックゴミなど:自治体での再生資源化を目的に収拾されるもの

有料処分が一般的

  • 粗大ゴミ:一定以上の大きさや重量があるものなどで、1個単位で集荷費用がかかるほか、自治体に集荷予約が必要になることが多い

なお、自治体回収にゴミとして出す場合は、都合のよい日時に合わせて出すことはできません。また、自治体ごとに集荷ルールが異なるため、事前にきちんと確認してから出すことが必要です。

5-2.知人や福祉施設などに譲る

不用品の中でも、十分に再利用できるものは、知人や福祉施設などに譲ることも考えましょう。心当たりのある人や福祉施設に連絡し、欲しいものがないか問い合わせてみてください。なお、譲る場合は、配送手段の手配を自分で行い、配送費用を自己負担するのが基本です。

5-3.不用品回収業者に処分してもらう

大掃除で出た不用品は、不用品回収業者に処分してもらうのもおすすめです。不用品回収業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。

  • 集荷場所に運ぶ必要がないので疲れない
  • 種類ごとに仕分ける必要がない
  • 大量の不用品を1回で処分できる
  • 状態のよいものは買取してもらえることがある
  • 都合のよい日時と場所で回収してもらえる

5-4.買取に出す

大掃除で出た不用品の中には、まだ十分に再利用できるものも含まれています。たとえば、以下のようなものは、条件によって買取してもらえる可能性が高いでしょう。

  • 製造後3年以内で正常に動作する家電
  • 傷みや汚れがない家具
  • 人気ブランド品のバッグ
  • ゴルフ用品やテニス用品などのスポーツ用具
  • 読まなくなった本や聴かなくなったCD

上記以外にも、思わぬもので高額査定が出る可能性があるので調べてみるとよいでしょう。なお、不用品を買取に出す方法には、リサイクルショップに売る、不用品回収業者に買取してもらう、ネットオークションやフリマアプリに出品するなどがあります。

6.大掃除のコツに関するよくある質問

最後に、大掃除のコツに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.雨の日に大掃除を行うのはダメ?
A.ダメではありません。ただし、水拭きした後に乾きづらいため、エアコンの除湿機能を使用したり乾いたキッチンペーパーでこまめに水分を拭き取ったりするなどの工夫が必要です。

Q.大掃除を行うとよい時間帯は?
A.なるべく午前中から昼間にかけて行うとよいでしょう。午前中から昼間にかけての時間帯は、自然光が入り込んで周囲が明るく、汚れが見やすいからです。

Q.大掃除後の臭いが気になるのですが?
A.まずは、換気をよくして空気の循環を促しましょう。適宜、空間用の消臭剤を使っても構いません。靴箱やトイレなどは、広口のびんに重曹を入れてふたを開けたままおいておくと、消臭効果が期待できるので試してみてください。

Q.つけ置きしても取れない汚れはどうすればよい?
A.長年たまった汚れの中には、1回のつけ置きでは十分に落とすことができない場合があります。まずは、何回かやってみて徐々に落とすようにしてみてください。もしくは、素材が寿命を迎えたと考え、交換することを検討しましょう。

Q.年末以外に大掃除してもよいと聞いたのですが?
A.はい。年末以外に大掃除を行っても、特に問題はありません。たとえば、5月ごろなど気温が高くなってから行うと汚れが落ちやすく、掃除が楽にできます。なお、大掃除は年に1回と決まっているわけでもありません。特に多忙な場合や部屋数が多い場合などは、場所ごとに振り分け、2回以上に分けて行ってもよいでしょう。

まとめ

今回は、大掃除のコツについて詳しく解説しました。大掃除は膨大な作業量があるため、最初にきちんとスケジュールを立てておくことが大切です。全体を見渡して、場所ごとに必要な掃除時間を割り出し、無理のない配分をしていきましょう。なお、大掃除で出た不用品は、不用品回収業者に処分を依頼すると便利です。都合のよい日時と場所を指定して回収してもらえる、仕分けや集荷場所に運ぶ手間がかからないなど多くのメリットがあるので、検討してみてください。

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