段ボールコンポストの作り方とは?注意点とともにご紹介します。

2.なぜ、段ボールなのか

段ボールコンポストとは、段ボールに生ごみなどの有機物と発酵専用の土を入れて、コンポストを作る方法です。
「段ボールでは、強度や水もれが心配」という方もいるでしょう。
しかし、小規模なコンポストの場合はプラスチック製の容器で作るよりも、成功率が高いのです。
その理由は通気性と気温。
有機物を微生物の力で発酵させるには、適度な気温と湿度、さらに通気性が大切なのです。
しかし、プラスチックの場合は湿気や水を逃しません。
ですから、容器の底に水がたまってしまったり蒸れて温度が高くなりすぎたりしてしまうことも多いのです。
段ボールの場合は、底からも空気が出入りできますしある程度の湿気は紙が吸い取ってくれます。
しかも、廃物利用なので費用もかかりません。ですから、コンポストを作るには絶好の素材なのです。

3.段ボールコンポストの作り方

この項では、段ボールコンポストの作り方を説明していきます。
Youtubeなどの動画サイトにも作り方の動画が掲載されているので、合わせて参考にしてみてください。

3-1.段ボールの選び方

段ボールコンポストを作る場合、段ボールは頑丈なものを選びましょう。
できれば、ミカンや野菜などが入っていた二重底のものがお勧めです。
底が薄いものは土の重みに耐えきれないので、底に別の段ボールを敷くなどの補強が必要になります。
また、底が浅すぎるものは発酵が進みませんので、ある程度の深さがあるものを選んでください。

3-2.段ボールは補強して使う

段ボールが手に入ったら、布製のガムテープで補強をしましょう。
底の合わせ目や四隅にテープを張るだけで、強度が増します。
さらに、底には別の段ボールや新聞紙を敷いて防水対策をしてください。
ただし、ビニールは通気性が悪くなるので使わない方がよいでしょう。

3-3.土ともみ殻炭を入れる

段ボールの補強ができたら、土ともみ殻炭を入れます。
今は、コンポスト専用土も販売されていますので、それを利用してもよいでしょう。
ホームセンターのほか、インターネット通販などでも手に入ります。
段ボールの半分より少し上まで入れて、よくかき混ぜてください。
また、土を入れながら強度を確認しましょう。
強度不足だと、土を入れて持ち上げたとたんに底が抜けることもあります。

3-4.ふたをして、温かい場所に置く

土を混ぜ終わったら、新聞紙や布など通気性の高い素材でふたをします。
段ボールのふたを閉じるだけでもよいですが、隙間から虫や雨などが入ることもあるので注意しましょう。
そのまま温かい場所に置いておきます。
屋内で保管する場合はすのこなどの上に置くと、底からも空気が入るのです。
ベランダなどの屋外に置く場合は、雨水が入らないように気をつけましょう。

3-5.毎日適度な水分と生ごみを入れてかき混ぜる

コンポストを作るには、毎日生ごみを入れて1~2回よくかき混ぜましょう。
水分が足りないなと思ったら、水やお米のとぎ汁などを少量加えてください。
生ごみはよく水切りをする必要はありません。
約1週間で生ごみの発酵が始まります。
1日に入れる生ごみの量は500グラム程度が目安ですが、発酵の具合によって調整してください。
生ごみの分解には約1か月かかります。
ですから、20日間生ごみを入れ続け、その後10日間はひたすらかき混ぜてください。
その後、さらに1か月ほどして生ごみの形がなくなって土が乾いてきたら、堆肥の完成です。
有機肥料として使ってみてください。

4.段ボールコンポストを使う際の注意点

では最後に、段ボールコンポストを使う際の注意点をご紹介します。
堆肥がうまくできないという方は、ぜひこの項を参考にしてください。

4-1.入れてはよい生ごみ、いけない生ごみとは?

コンポストには、基本的にどんな生ごみでも入れられます。
しかし、鳥や魚の太い骨や調理済みの残飯などは、分解が遅いので家庭ごみとしてごみに出しましょう。
また、スープなどの塩分の強いものも、土をいためてしまいます。
さらに、あまり水分の多いものを入れ続けると、段ボールが持ちません。気をつけましょう。

4-2.虫やカビが発生した場合は?

発酵がうまく進まないと、虫やカビが発生することがあります。
特に、虫は発酵が進んでいない生ごみに卵を産みつけるのです。
ですから、生ごみを入れるとき以外は、必ずコンポストのふたはしめておきましょう。
また、生ごみには土をしっかりとかぶせてください。発酵が進むにつれて、土の温度が高くなって虫にとって住みにくい環境になります。
カビが生えた場合は、そのまま土の中に混ぜこんでしまいましょう。
よほど大発生していない限り、堆肥作りに影響は出ません。

4-3.臭いが気になる場合は?

生ごみの臭いが強い、という場合は発酵がうまくいっていない証拠です。
ですから、一時生ごみの投入を中止し、よく土と生ごみをかき混ぜてください。
そのまま1週間たっても臭いが消えない場合は、残念ながら堆肥作りは失敗です。
また最初からやり直してください。
小規模なコンポストの場合は、最初は少量ずつ生ごみを入れて発酵の様子を確かめましょう。

5.おわりに

いかがでしたか?今回は段ボールコンポストの作り方や使用上の注意点などをご紹介しました。
今は、自治体でもごみ軽減のために段ボールコンポストの作り方を配布しているところもあります。
また、適当な大きさの段ボールが見つからない場合は、段ボールを切り貼りして容器を作ってもよいでしょう。
家庭菜園やガーデニングに使うくらいの堆肥は、十分に作れます。
また、最初は野菜や果物の皮から始めて、発酵が順調のようならば量を増やしていきましょう。
ただし、肉や魚の脂身や皮などはすぐに臭いが出ます。
ですから、あまり大量に入れないように注意してください。
また、卵の殻は分解が遅いので、家庭ごみとして処分した方がよいでしょう。
逆に、コーヒーかすやお茶がらはよい堆肥になりますし、消臭効果もありますからぜひ入れてみてください。

365日年中無休不用品の片付け・整理がどこよりも安い!