壊れたパソコンを処分したい! 安全でお得な方法とは?

タブレットやスマホの普及でパソコンを使う機会も少なくなってきたこの頃、壊れたパソコンや不要になった古いパソコンが自宅に眠ったままになっていませんか?パソコンの処分には「PCリサイクル法」が適用されます。また、個人情報の流出防止や環境汚染防止の観点からも、処分には注意が必要です。そこで今回は、壊れたパソコンの処分方法について詳しくご紹介します。

  1. 壊れたパソコンの修理と買取について
  2. 壊れたパソコンの処分方法について
  3. 壊れたパソコンを処分する前にやるべきこと
  4. 壊れたパソコン処分でよくある質問
  5. まとめ

この記事を読むことで、大切なデータの流出を防いで安全・確実に壊れたパソコンを処分する知識が身につきます。ぜひお役立てください。

1.壊れたパソコンの修理と買取について

壊れたパソコンを不用品として処分する前に、まずは修理や買取の可能性についてみていきましょう。そもそもパソコンの処分は「資源有効利用促進法(PCリサイクル法)」に基づいて行われますが、その趣旨は家庭で不要になったパソコンを、資源として再利用することにあります。リサイクルだけでなく、修理してリユースするという選択肢も大切です。

1-1.どこが壊れている?主な症状と故障箇所

パソコン不具合の主な症状としては、電源が入らない、起動できない、頻繁にフリーズする、異音がする、シャットダウンができないといったものから、起動後すぐに切れる、CD/DVDが読み込めない、特定のキーが入力できない、液晶画面が暗い、画面がモザイク状になる、電源が勝手にON/OFFを繰り返すなど、多岐にわたります。

故障箇所は、ハードディスク(HDD)・メイン基盤(M/B・マザーボード)をはじめ、電源ユニット・メモリー関連・CPU・CD/DVDドライブ関連・キーボード・液晶ユニットなどです。

1-2.修理を検討する場合

壊れてしまったパソコンも、部品の交換や修理をすれば再び使えるものもあります。ただし、故障箇所によっては修理費が高額になることも。たとえばマザーボードはパソコンのメイン基盤のため、交換となると通常数万円かかります。まずは見積もりを出してもらって、修理をするか処分するか判断しましょう。

1-3.壊れたパソコンは買取に出せるの?

パソコンが壊れていたら買取はムリだと思っていませんか?実は壊れていても買い取ってもらえるケースがあります。

壊れている部品を交換してパソコンとして再生すれば、中古品として販売することもできますし、修理できない場合でもパーツやレアメタルなどの素材を回収することもできるので、買取業者にとっては価値があるのです。

2.壊れたパソコンの処分もPCリサイクル法を適用

パソコンの処分は、「資源有効利用促進法(PCリサイクル法)」に基づいて行われます。これは壊れたパソコンでも同様です。この法律は平成15年10月より施行されたもので、パソコンのメーカーに回収が義務付けられています。施行後は、パソコン本体に「PCリサイクルマーク」が貼りつけられるようになりました。

このPCリサイクルマークがついているパソコンは、処分に費用はかかりません。一方で、平成15年9月末までに販売されたパソコンは、消費者が処分の費用を負担することになります。

2-1.壊れたパソコンの処分方法

2-1-1.メーカーで処分

国の認定を受けたパソコンメーカーが、回収からリサイクルまで実施します。ハードディスクの破壊もしてくれるので情報漏えいの心配もありません。

メリット:安心。データ消去に対応している
デメリット:回収に対応していないメーカーもある。データ消去は費用がかかる。リサイクル料がかかる場合がある

2-1-2.自治体で処分

平成25年4月から始まった「小型家電リサイクル法」により、パソコンも自治体で回収できるようになりました。地域によりリサイクル回収に対応している品目や回収方法が異なりますが、協働センターや市役所などで回収が行われています。

回収方法は、ボックス回収・窓口回収・ピックアップ回収などです。自治体や品目により対応が変わりますので、自分が住んでいる自治体の役所に問い合わせてみましょう。

メリット:自分の住居から近いので持ち込みがしやすい。無料
デメリット:データの消去には対応していない

2-1-3.販売店で処分

新しいパソコンを買うときに、古いパソコンを下取りしてくれることがあります。また、一部の家電量販店では買取サービスにも対応。買い替え時以外でも利用できます。

メリット:手軽
デメリット:買取サービス取扱店舗に持ち込む必要がある。データの消去には対応していない

2-1-4.回収業者で処分

不用品回収業者は、買取からデータの消去まで対応してくれるので大変便利です。特に出張買取は、家に居ながらにして不用品が処分できます。壊れたパソコンだけでなく、家庭内の不要な家電品や家具などで買取可能なものがあれば、同時に買い取ってもらうこともできるので、家が片付き一石二鳥です。

また、インターネットで回収依頼や見積もりができ、本体や付属品を段ボールに入れて送るだけという業者もあります。手軽な半面、買取業者の質はピンキリで、中には「無料」とうたっていながら後からさまざまな名目で代金を請求するケースもあるのです。データの消去についても信頼できる業者を選ぶことが大切になります。

メリット:家に居ながらにして処分できる。買取、データの消去にも対応している
デメリット:信頼できる業者を選ばないと情報漏えいなどが心配

2-2.パソコン付属品の処分はどうする?

メーカーで回収可能なパソコンの付属品には以下のようなものがあります。

キーボード・マウス・スピーカー・ケーブル類

付属のCD-ROMなどの記憶媒体、取扱説明書などの紙類はメーカーでは回収できません。

回収業者なら、キーボードやマウスに加え、CD-ROMなども一緒に回収してくれることがあります。回収可能品目をよく確かめて回収に出しましょう。

2-3.壊れたパソコンを処分するときの注意点

インターネットに接続するための装置であるモデムやルーターは、パソコンの付属品ではなくプロバイダーからのレンタル品です。間違って付属品と一緒に処分してしまわないように注意しましょう。

また、回収業者にパソコンを送るときには、箱の中で本体が動かないように梱包(こんぽう)をすることが大切です。

古いパソコンや自作のパソコンなど、リサイクルマークがついていないものは、有償ですが回収業者で回収してもらうことができます。一般社団法人 パソコン3R推進協会でも有償で回収可能です。

3.壊れたパソコンを処分する前にやるべきこと

個人情報の宝庫であるパソコンは、データの流出を防ぐために処分前にやっておかなければならないことがあります。

3-1.データのバックアップ

処分するパソコン内のデータを新しいパソコンでも使いたい場合、データのバックアップが必要です。データの保存先は、外付けのハードディスクやクラウドストレージサービスを使うといいでしょう。記念写真のように閲覧することが目的で、もうこれ以上編集はしないというデータは、パソコンに入れておく必要はないので、CDやDVDに書き出して保存しておく方法もあります。

3-2.データ消去の方法

パックアップが済んだら、次はパソコン内に残ったデータの消去です。データの完全な消去には、専用のソフトウェアを使います。ファイルを削除しただけでは実はデータは消えていません。パソコン付属のリカバリーCDを使い工場出荷状態に戻しても、データの呼び出しの処理ができないだけで、データそのものは残っている状態なのです。つまり、データ回復のための特殊なソフトウェアを使えば、復元が可能となります。この状態で悪意を持った第三者の手に渡れば、悪用される可能もあるのです。そこで、データを完全に消去することが大切になります。

壊れたパソコンでも起動できる場合は、データ消去の専用ソフトウェアを使うことが可能。これは無意味なデータを上書きして元のデータを読むことができなくする方法です。

パソコンの起動ができない場合は、専用装置でデータを磁気的に破壊する方法と、ハードディスクを物理的に破壊する方法があります。

ダストネット東京でも、ハードディスクを物理的に破壊する「パソコンデータ消去サービス」をご提供しています(有料)。ご希望により、データ消去・物理的破壊作業完了証明書の発行も可能なので安心です。

3-3.データ消去の注意点

完全に消去したデータは元には戻らないので、必要なデータはあらかじめバックアップをとっておくことが必要です。

消去のやり方がよく分からない、もう使わないデータだからハードディスクを破壊してもいい、という場合は、信頼できる業者に任せることをおすすめします。

強力な磁気をあてることによるデータの消去や、ハードディスクに穴をあけて物理的に破壊する方法は、高価な専用の装置が必要です。ハードディスクは大変硬い素材でできているので、自分で破壊するのは困難なもの。ハンマーでたたき潰す、ドリルで穴をあけるなどの方法は、けがをする危険があるのでやめましょう。

4.壊れたパソコンの処分でよくある質問

Q.パソコンが起動できません。データの消去をしないまま処分してもいいですか?
A.パソコンが起動できなくても、ハードディスクを取り出してデータを読むことができます。情報漏えいを防ぐためにもパソコンを処分する際には必ずデータを消去しましょう。

Q.パソコン以外の不用品も一緒に引き取ってもらえますか?
A.メーカーや販売店では対応が難しいでしょう。不用品回収業者なら他の不用品もパソコンと同時に回収できます。
引っ越しなど一度に大量の不用品が出る場合は、まとめて引き取ってもらう方法がおすすめです。

Q.PCリサイクルマークがついていないパソコンも処分できますか?
A.古いパソコンや自作のパソコンなど、PCリサイクルマークがついていないものの処分は有料です。買取業者やメーカー以外でも、一般社団法人 パソコン3R推進協会でも有償で回収してくれます。

Q.信頼できる回収業者の見分け方は?
A.ホームページに会社情報が記載されているか、料金が明示されているか、古物商の認可をとっているか、データの消去が確実にできるか、これらの点に注意して選びましょう。

Q.自治体の回収ではデータの消去をしてもらえますか?
A.いいえ、自治体ではデータの消去には対応していません。回収に出す場合には自分でデータを消去する必要があります。その際、あらかじめデータのバックアップをとっておきましょう。

5.まとめ

いかがでしたか? 壊れたパソコンの処分もPCリサイクル法に基づいて行われます。処分の前にはデータのバックアップと消去が大切だということ、信頼できる業者に任せることがポイントだということがお分かりいただけたでしょう。それぞれの処分方法のメリットとデメリットをよく読んで、自分に合う方法を探してみてください。

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